宿番号:328317
奥房総に佇む源泉掛け流しの湯宿 亀山温泉ホテルのお知らせ・ブログ
私の想い 1
更新 : 2014/6/4 16:57
実家の家業へと戻ってきてから自分なりにかなりの集客への勉強をしてきたつもりであった。セミナーやメルマガ、勉強会や書籍、そしてブログ。その中で多くの方が共通に伝えていたこと
「あなたのお客様は誰ですか」
つまりターゲットはだれかということ。
戻ってきたばかりのころはお越しになるお客様全てが当然亀山温泉ホテルのお客様だと思っていたし、その範囲を絞ることはできないって思っていた。家族ずれが多い?いやご年配の方も多いし、ひとり旅の方もいれば、若い友人通しの旅行もある。団体だって年に何件も入ってくる。ターゲットターゲットっていうければどれもターゲットだと。
そんなことを思っていながら働いてきた3年間、お客様の評価もさまざまであった。
そんな折自分の身に大きな大きな変化が訪れた。
それが長男衛吾(チビ旦那)の誕生だった。初めてできた子供、若女将と四苦八苦しながらの子育てのだったが、幸せいっぱいだった。2011年3月11日もうダメかもしれないとつらかった震災後の気持ちを吹き飛ばしてくれたのも、生後3か月になる長男衛吾の無垢の笑顔だった。
やがて少し大きくなった衛吾をつれて、生後9か月での初めての家族旅行に出かけた。
その時今までしてきた自分たちの旅行のスタイルがガラッと変わるのに気づくのに時間はいらなかった。子供が出来てからの旅行は全て子供を通してみる目線であった。確かにお料理や温泉などは変わらないかもしれない。でも今まで自分たちが行きたいと思っていた旅館に、子供を連れてはいけないなぁという自然とそんな目線になっていた。
心配も不安も荷物もいっぱいだった。そしてそれが全て今の考え方の原点になった。
自然と亀山温泉ホテルにお越しになるお客様も同じなのだと思うようになった。そしてもし自分たちが旅行するならば、旅館に泊まるならばと考えるようになった。、同じ目線を大切にいろいろなものを変えていった。ベビーソープの準備、ベビーベッドの用意、絵本の用意。その中でもチビ旦那が大はしゃぎして喜んだキャラクターのイスは手先が器用な若女将が沢山作ってくれたこともあり、ロビーにおけるたくさんのお子様の笑顔に繋がっていった。
第2子が誕生し、4人家族になってその思いはさらにさらに強くなった。
自然と答えが出てきた気がした。