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城崎温泉 お宿 白山(はくさん)のお知らせ・ブログ
マサムネは、頑張りました!
更新 : 2010/12/3 3:43
旅館にはいませんが、公園でレスキューした子猫マサムネちゃんが不治の病FIPで闘病していると書きましたが、昨日の朝方にとうとう、虹の橋を渡ってしまいました。。。
その日の朝まで元気だったのに急に夕方から急変し急ぎ獣医さんに連れて行ったら、貧血がひどく、黄疸もでているとのこと。
マサムネは、もうその頃は、ボーとしているような状況で、声も出せない。
先生が注射をして下さって、ともかく口から高カロリーの人間用のミルクを飲ませてくださいとのこと。
そのまま連れて帰って、スポイトでミルクを飲ませたら、まだごっくんするので、マサちゃんガンバ!と少しずつ飲ませました。
深夜になるともうそれも飲めなくなり、家族をうつろな目で一生懸命じっと見つめます。
ゴールデンレトリバーの風太君が一生懸命ペロペロ耳を舐めてあげていました。
寒くないようにと湯たんぽをいれて、お布団に一緒にいれて、マサちゃんがんばれ、がんばれとお腹や頭をなでてあげていたんですが、すでに呼吸が荒い。
瞳孔が開いた目ででもじっと見つめます。
そして、朝方の3時30分に半分目を閉じてひっそりと虹の橋を渡っていきました。。。
丁度昨日は、私が出張する日でした。
どうしても行かないといけない出張で居ない間に、何かあったらと思っていたのですが、私が居る間に最後を迎えたかったようで、控えめで賢い性格を反映してか、迷惑かけてすみませんと言い残して行ったような最後でした。
わずか生まれて半年最初死に掛けで公園でであってうちの子になって2ヶ月。何のために生まれてきたのか分かりませんが、獣医さんが何十年か分をわずか2ヶ月で濃密にかわいがって貰って満足でしょうと言われていました。
私達は腹水が溜まって苦しいだろうに絶対最後まで諦めず、ご飯を食べて、下の世話をかけずひょろひょろトイレに行って迷惑を掛けずに逝ってしまった彼の姿に反対に教えられました。
猫は、死ぬと猫の宮にいくと祖母が言っていました。
みんなで猫の宮にいけよ〜と言いながら送り出してあげました。
今でもマサと呼ぶと小さな声でにゃあと言いながら、どこからか出てくるような気がします。
最後まで回りに気を使い、愚痴を言わず、当り散らさず、辛抱強いまるで名前の通りの武士の様な
生き様でした。
雄雄しく生きたマサムネは、昔の日本人の姿を思い出せてくれました。
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