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よくあるお問合せ@鯉のあらい、鯉こいこくって?
更新 : 2010/10/23 14:58
長生館の会席料理は地元の食材を活かしたお献立が中心ですが、
その中でも長生館の伝統料理の一つが「鯉のあらい、鯉あらこく」です。
鯉は普段の食卓ではなかなか食べられない特別なお料理ですが、
「鯉」と聞くと生臭い、身がやわらかいなどイメージしやすいと思います。
「鯉のあらい」にした途端に臭み、身などが引き締まり臭みが和らぎます。
長生館は鯉のあらいを自家製酢味噌でお召し上がりいただきますので、さらに食べ易くなります。
鯉は古来より最高の格式をも持つ淡水魚として日本料理には欠くことのできない素材です。
端午の節句の鯉のぼりに代表される目出度い魚です。
長生館はこの「鯉のあらい」と「鯉あらこく」にこだわってまいりました。
初代は秩父市などに鯉の池を持ち、鯉の養殖もいたしておりました。
鯉は滋養豊富な魚です。 出産後は「こいこく」や「鯉の甘煮」をすすめますが、母乳がよく
出るという事です。
<調理方法>
「あらい」に関しては必ず生きた鯉を用い、素早く調理します。
身の部分をちょうど良い薄さに削ぎ切りをし、微温湯ですすいだのち、氷水で身をしめます。
「こいこく」は残った部分を八丁味噌と秩父味噌でゆっくりと滋養を抽出いたします。
「鯉のあらい」は酢味噌で食べます。この「酢味噌」は創業以来伝統的に女衆が合わせます。
味噌とからしと酢を大きなすり鉢とすり棒で混ぜ合わせ寝かせて味わい深くいたします。
今時の酢味噌とは一味違う古典的風味です。
長生館にお越しの際は、伝統的な鯉のあらいをぜひお召し上がりくださいませ。
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