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【長瀞は天下の勝地】渋沢栄一翁晩年の書
更新 : 2020/7/12 12:09
秩父鉄道の長瀞駅前に佇む大きな石碑、「長瀞は天下の勝地」。近代日本の産業経済の礎を築いた偉人、渋沢栄一翁が晩年、八十八才のときに書いた書です。
「勝地」とはあまり聞きなれない言葉ですが、その語源は《白居易「遊雲居寺贈穆三十六地主」》の「勝地定主無し」とい
う言葉のようで「すばらしい景色にはきまった持ち主などないのであるから、好きなだけ眺めて楽しめばよい。」という意味
のようです。
この利益を独占するのではなく、全体で共有するという「論語と算盤」(道徳経済合一説)の理念は、現在のCSR(企業の社会的責任)にも繋がり、論語とともに常に渋沢栄一翁の根底にあった考え方だったのでしょう。
晩年、関東大震災や世界大恐慌を体験し、日本も世界も混乱した時代を生きた人。今のコロナ禍にも通じる生きるヒントを沢山もらえそうです。
そんな渋沢栄一翁(「青淵」とは晩年使われた雅号)に書いていただいた書が当館にもあります。1階のエレベータホールの左手にありますので、当館にお越しの際は是非、ご覧くださいませ。
今日の長瀞は、朝方、雨で、荒川の川面に霧が立ち込め、幻想的な風景でした。
駐車場の入口横の花壇には、「ツルボ」、
流しそうめん処周辺では、鐘形の白い小さい花をたくさん咲かせる「アベリア」、
庭園では、霧にかすむ「ノウゼンカズラ」が咲いています。
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