清々しい青空が広がった今日、５月２日、長瀞では、宝登山神社の奥宮大祭が執り行われました。
宝登山の山頂に鎮座する奥宮は日本武尊（やまとたけるのみこと）ゆかりの神社で、日本武尊が火の海の窮地に陥った際に、神犬が火を消し止めた伝説が残ります。日本武尊が山頂に神を祀り、火止山（ほどやま）と付けられた名が、後に宝登山（ほどさん）となりました。
奥宮大祭は、午前9時に宝登山神社の大和武尊社から神興に御神霊が遷され、その後、奥宮のある宝登山山頂に向かって神興が担ぎ出されます。山麓の宝登山神社から山頂まで神楽師が演奏する笛・太鼓で行列がにぎやかに山頂の奥宮まで進みます。

宝登山神輿の行列には一般の方も参列できます。

最後の難所は、奥宮まで続く100段の階段です。

その後、奥宮では、新緑の木々の間から差し込む木漏れ日が境内を明るく照らす中、

祭典が行われ、

神楽が奉納され、薙刀の演武も行われました。

神楽の後には、たくさんのお菓子や餅の供物、お炊き上げの七日会の方からはお犬様の撤饌として御神酒飴をいただきました。

奥宮大祭は、農作業開始の基準とされている八十八夜に執行され、「つつじ祭り」とも呼ばれています。
宝登山山頂には、つつじ園があり、4月中旬くらいから咲き始め、今、見頃を迎えています。
歩くのが苦手な人は、宝登山ロープウェイを利用すれば、約5分の空中散歩で山頂に到着します。

新緑が美しいこの季節、宝登山山頂からの眺めは圧巻です。
山頂には、宝登山神社奥宮、そして、小動物とふれあえる「宝登山小動物公園」もあります。
是非、このゴールデンウイーク長瀞へお越しくださいませ。