今朝の長瀞は雨が振ったり止んだりのはっきりしないお天気でしたが、お昼前には急にじりじりと夏の日差しが差し始め、気がつけば、あたりはすっかりジーーーィという「アブラゼミ」の鳴き声です。
今、長瀞のあちこちでは、「山百合(ヤマユリ)」が華やかな大輪の花を咲かせています。
色は白地に黄色い筋と赤い斑点が入ったものがほどんどで、宝登山や野土山、宝登山神社などあちこちで咲いています。
当館の流しそうめん処へ向かう入口では、日本から輸出されたヤマユリなどがオランダで改良された栽培品種「カサブランカ」が甘い香りを漂わせながら、美しい純白の花を咲かせています。
その優美な姿と気品から結婚式のキャスケードブーケや大切な日の贈り物としても人気のあるお花です。ちなみに、カサブランカは、スペイン語で「白い家」の意味です。
荒川の水も潤いを増し、だいぶ綺麗になってきました。
庭園では、今朝の雨で花びらに水を貯めた「桔梗(キキョウ)」がしっとりと咲き、
モミジの木の下では、「松葉菊(マツバギク)」がピンク色の花を咲かせています。
葉っぱが松のように細く、菊に似た花を咲かせることから、そう呼ばれているそうですが、菊の仲間ではなく、南アメリカを原産とするハナミズナ科の多肉植物です。
エントランス横にあるモミジもここ数日の雨で苔とともに潤いを魅せてくれています。