４月２６日に書きましたPART１が不評の為、延び延びになっていましたが、
PART１で近々に書きます、と言ってましたので、とりあえず２を書きます。

題名　
「システム　スイッチ」
（意味はPART１で書いていますので、そちらへどうぞ）
主人公は、前回登場した新人の女性フロント係です。

チェックインの際、「システム　スイッチ」の絵の書いた用紙をお客様にお見せしながら、説明するというのは、前回、お話しましたが、ある時、彼女はこの「システム　スイッチ」をなんと
「システム　キッチン」と言ってしまいました。

「お部屋に入られると『システム　キッチン』がありますので、そこに鍵を入れられると電源が入るようになっています。」
チェックインを済まされたお客様はエレベーターに乗り、客室へと迎いました。

暫くすると、
内線が鳴りました。
内線電話の表示盤には、あのお客様のルームナンバーが表示されています。
不幸にも、何も知らない、フロント係が対応いたしました。

係　　「はい、フロントでございます。」
客　　「キッチンが見当たらないのですが。」
係　　「キッチンですか？　そちらのお部屋にはキッチンはありませんが。」
客　　「キッチンは要らないのですが、キッチンが無いと電源が入らないんです。」
係　　「？？？」

この係員は、わけのわからん客が居ると、ぼやいていましたが、事の顛末を知っている（本人は気づいていません。）他のフロイト係はなぜか、理由を話しませんでした。私もですが。
PART３に続く。