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宿番号:330740

文化財の建築と源泉かけ流しの八つの風呂で日本情緒を巡る宿

渋温泉
長野電鉄湯田中駅から、志賀高原方面行きバス10分、和合橋下車徒歩2分

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    続・文化財たるもの

    更新 : 2010/5/14 18:36

    少し前(4/16)に、文化財のことについて記事を書きました。

    建築会社から、うちと同じ登録文化財の建物を改装した例というパンフレットを見て、非常に憤っていたものですから言葉も荒くてご覧になった方に不快な思いをさせたかもしれません。申し訳ありませんでした。

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    旅館も商売ですから、昔のままでお客さんがこなくなって潰れたらなんにもなりません。
    時代のニーズに合わせて変わっていくのは当たり前です。

    ただ、だったら「文化財」は返上してもらいたい。
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    なんて書いたのですが、先日、県教育委員会の文化財担当の方とお話しする機会があって、ほっとすることがありました。

    登録文化財の件数が増えるにつれて、やはり改装などによる「現状変更」によって問題がおきているのだそうです。

    私もこの登録文化財制度について誤認していたことがあったのですが、つまり建物の用途はどのように使おうがかまわないのですが、「構造」を替えてはいけない。壁や柱などを抜く形で改装することはできないんだそうです。

    実は去年、登録文化財をそういった形で改装したとして、登録を抹消された建築物が2つあったんだそうです。

    ひとつは旅館で、再三の文化庁の警告にも関わらず、「お客様の為です」として工事をすすめたのだとか。

    旅館側の気持ちもわかるだけに、残念な話です。


    ただ、やはり文化財制度というのは「文化財保護制度」なのです。

    そうでないものはきちんと国が「登録抹消」をするときいて、安心しました。


    最後に文化財担当の方が、

    「文化財になるというのは、終生この建物をこの形で守るという覚悟をもつことなんです」

    と言っていました。まさにその通りです。


    金具屋の斉月楼、大広間。これからも覚悟を持って、守り続けていきたいと思います。

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