お正月といえば…いろいろ思い浮かぶ物はありますが、私は子供の頃、親戚が集まったとき、みんなで百人一首をしたのを思い出します。

その歌の中にこんな歌があります。

「ももしきや古き軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり」

読んだのは13世紀の第84代天皇・順徳天皇です。時は鎌倉時代、政権が鎌倉に移された宮中において、昔の繁栄を懐かしんで読んだものですが、歴史の教科書には必ず載っている「承久の乱」（1221年に起きた、後鳥羽上皇による鎌倉幕府討幕の兵乱）に父・後鳥羽上皇とともに破れし、佐渡へ配流、その生涯を佐渡で終えています。

その順徳天皇が選んだといわれるのが、「三御湯（さんみゆ）」です。いわゆる日本３大温泉とでも申しましょうか、犬養御湯、名取御湯、信濃御湯が選ばれました。その犬養御湯こそが実は野沢温泉なのです。野沢温泉の開湯は奈良時代と言われますが、野沢の評判はその頃の都にも聞こえていたのでしょうか。因みに、名取御湯は宮城の秋保温泉、信濃御湯は同じく長野の別所温泉です。

そのエピソードにちなみ、野沢温泉では、「みゆせっけん」「みゆみすと」を発売しています。
「みゆせっけん」は温泉水が入った石鹸。「みゆみすと」は温泉水１００％の化粧水です。野沢温泉が弱アルカリ性で肌にいいのと同じく、どちらも肌に優しい商品です。

どちらも野沢グランドホテル売店で発売中！皆様、ぜひお求め下さい。