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信州野沢温泉 野沢グランドホテル 〜絶景露天風呂の宿〜のお知らせ・ブログ
今日の野沢温泉です。
更新 : 2010/10/27 20:40
今朝は全国的に冷え込みましたが、野沢温泉も寒かったです。{{{{(+ω+)}}}}
山の上は、初雪です。写真は、当野沢グランドホテルの中庭から見た
「毛無山」です(野沢温泉スキー場がある山です。)。
先日のブログで、以前は火山であり、その熱の名残が野沢温泉の元となっていると
紹介した山です。
「火山」と言えば、その呼び方について、最近変化があったことに、先日知りました。
「活火山」 ― 信州を代表する山「浅間山」のように、
煙をたなびかせたりして、今も火山活動をしている。
「休火山」 ― 有史以降、活動の記録があるが、今は全く火山活動がない。
「死火山」 ― 有史以降、まったく活動の記録がない。
…というのが、私が教わった、活動の歴史別の山の種類ですが、今は違うようです。
現在では、「活火山」を
【概ね1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山】
と定義しているそうです(気象庁のHPより)。
「休火山」「死火山」という言い方は、学術的には今はしないそうですので、
「活火山」の定義に当てはまらない山はすべて「『活火山』ではない山」という
呼び方のようです。
江戸時代に噴火し、それ以降平穏な富士山は、昔なら「休火山」と呼んでましたが、
現在の定義で言えば、「活火山」というのですね。
そして、[毛無山]が活動したのは、何百万年も前ですから、「『活火山』ではない山」
という言い方になりますね。
「1万年」という線引きをして、それより最近に火山活動があれば、皆「活火山」と
いうのは、違和感がある気もします。でもそれは、人間の見かたで見たからでしょう。
以前、ブログで宮澤賢治の言葉を引用しましたが、彼が書いた童話に
「楢の木大学士の野宿」という作品があります。その中で、主人公の「楢の木大学士」が
野宿をした晩、「ラクシャン4兄弟」という4つの山たちが話しをするという不思議な
場面に出くわします。彼らは火山であったお父さんから生まれた兄弟たちですが、
何万年も前の話を「つい、こないだは…」なんて言い方で話します。
山たちから見れば、人間なんて、サイズもその歴史も、とてもとてもちっぽけな
ものでしょうね。
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