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野沢温泉
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  • ごめんなさい、屋代線

    更新 : 2012/4/1 20:33

    前回のブログの続きです。

    本日3月31日をもちまして、当館を運営する長野電鉄の一部路線である「屋代線」24.4kmの運行が終了いたします。

    別れを惜しむ大勢のお客様で、今、この時間も混雑しているかと思います。何事もなく、本日の運行が終わることを願わずにはいられません。

    私も今週、何度も現地に足を運びましたが、車両や沿線のいたるところには「さようなら屋代線」や「ありがとう屋代線」という言葉がありました。
    個人的には、どうしても「ありがとう屋代線」という言葉が気になりました。感謝の気持ちは、お客様に伝えればいいのであって、路線や電車に伝えなくても…という考えが一つ。それから、「有終の美」と言いましょうか、なくなることを美化する言葉に聞こえてしまうからです。

    実は、10年前の2002年3月31日、長野電鉄では木島線という路線が最終日を迎えました。木島線は野沢温泉とも縁があり、一時期は野沢まで伸びる計画もあった路線でした。
    どちらも乗客の減少が廃止の大きな原因ですが、この10年の間に「時代は動きました」。木島線がなくなった21世紀初頭「赤字なら廃止は止むを得ない」という考えが大勢でした。が、それから全国各地でローカル線が生まれ変わり、地域の活性化のけん引役となる事例が相次ぎました。それは、世の中が自然に変わったのでなく、「変えよう!」という全国各地の多くの人々の「挑戦」が「変化」をもたらしたのです。

    屋代線も、当初の話し合いでは、3年間掛けて、活性化への可能性を探る予定でした。しかし、1年もしないうちに議論が打ち切られ、住民の合意もないまま、性急に廃止へ舵が切られ、結果10年前と同じ末路をたどってしましました。そういった経緯を顧みると、単に「ありがとう」とは、綺麗にいうことができないのです。前回のブログで、武田、上杉両軍の激闘の末、命を落とした山本勘助の話がありましたが、ここでは、ほとんど戦わず命をと落したようなものです。なので、鉄道を明日につなげることができなかったことから、このタイトルは「ごめんなさい、屋代線」といたしました。

    これから信州へお出かけの皆様へ。のんびりと北信濃を走るローカル線「長野電鉄屋代線」の列車の旅を、もうご紹介することができなくて、ごめんなさい。

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