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城崎温泉 山本屋のお知らせ・ブログ
ゆかたクレジット実現に向けて
更新 : 2010/9/25 20:27
城崎温泉で外湯めぐりやお買い物をお財布携帯やIDカードだけで、出来るようにするシステム
「ゆかたクレジット」がいよいよ実現に向けて動き出している。国の研究機関「産業技術総合研究所」のサービス工学センターと一緒に、ここ2年間私も一緒に進めてきたプロジェクトである。
「ゆかたクレジット」が実現すれば、お客様の外湯巡りの楽しみ方が変わる。お財布携帯を旅館でアクティベートすれば、それが外湯券かわりにもなるし、つけでお買い物も出来る。外湯巡りに現金を持っていくのはどうもと思っておられたお客様も気軽に、アイスクリームを食べたり、ビールを飲んだり、土産物を買ったり出来る。どこの外湯が混んでいるかも、デジタルデータを加工すればすぐにわかる。集計も簡単に出来るため、経験と勘にたよっていたまちづくりからの脱却も出来る。多分一つの町でこういうシステムを導入するのは日本で初めての試みだろうと思う。
国も豊岡市もバックアップしてくれいてるプロジェクトだが、ここまで来るのも苦労の連続。1軒の旅館だけで出来る仕組みではないため、旅館全部の理解と協力が必要だ。実証実験を2回行い、反省会もし、数え切れないくらい会議をやってきた。組織も商工会を中心に「ゆかたクレジット検討委員会」を作り、議論を始め、次年度から商工会のプロジェクトとして正式にスタート。(私はそのプロジェクトリーダー)
商工会だけでも出来ないので、外湯を管理する湯島財産区の中にもチームを作ってもらい、
外湯券のデジタル化について議論し、承認して頂く。勿論旅館組合、観光協会も一緒になってやってきたが、今年新たに「城崎この先100年会議」という新しい組織も発足させ、プロジェクトの実現に向けて急ピッチで進んできている。いよいよ10月31日に外湯券のデジタル化「ゆめぱ」をスタートさせ、お買い物機能も11月末の実現に向けての最終調整段階となった。10月に旅館の説明会、商店の説明会を行うが、マニュアルも作成しないといけないし、お客様に知って頂くホームページや、チラシの作成もこれからだ。オープンの日まで後少しだが、やることは山積み。本当に大丈夫かなと毎日思いながらも、努力する毎日だ。ゆかたクレジットのスタートまで気が抜けない毎日が続くが、ワクワクしながら取り組んでいる。
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