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城崎温泉の中心地で外湯巡りに最高です。城崎地ビールも♪♪

城崎温泉
JR城崎温泉駅から徒歩7分。城崎温泉の丁度真ん中で 一の湯の隣で、柳並木沿い。

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    毎日新聞コラム 「城崎温泉街の秋祭り」

    更新 : 2012/10/25 17:15

    毎日新聞の兵庫県版に「年年歳歳」というコーナーがあり、そこで2月に1回ほど
    コラムを書いています。今日「城崎温泉街の秋祭り」と題し、書いた原稿が掲載されたので紹介したいと思います。

    城崎では毎年10月14日、15日に秋祭りが開催される。
    今年もお天気に恵まれ、お祭りが無事終わったところ。まだ町内には祭りの余韻が残っている。我が家では今年は去年までとは違う緊張感をもって祭りの日を迎えた。今年から、中学校3年生の息子達(双子)が参加しだしたのだ。秋祭りに初めて参加する息子達は YOU TUBEで過去の祭りの様子を食い入る様に見つめていた。生まれてからずっと秋祭りを見てきて良く知っているはずだが、いざ自分が参加するとなるとまるで違って見えたことと思う。

    秋祭りでは最初は小若(こわか)という階級からスタートし、ひとつ上の若衆(わかしゅう)から全て教えてもらう。そして若衆から執頭(しっとう)、後見(こうけん)、助(すけ)、警護(けいご)とより責任の重いポジションについていく。最初は少し年上の先輩とのつきあいが中心となるが、年を経るに従い、自分の父親より上の人とも接するようになる。勿論怒られることの方が多い訳だが、年齢の離れた先輩から怒られたり、教えてもらったりする経験も他ではなかなか得難い素晴らしい経験だと思う。

    祭りでは同年代のメンバー10人から20人ほどで連中(れんちゅう)というグループを作り、連中ごとで活動していく。秋祭りを通して子供の頃から一緒に苦労したり、感動したりしたメンバーの絆はどんどん深くなり冠婚葬祭は勿論、一生のつきあいをしていく仲間となっていく。本当に困った時に相談できたり、親身になってくれるメンバーがいるということは今の時代には貴重な財産だ。

    城崎町は他の町と比べて一体感があると言われるが、それも考えてみれば当然のことかもしれない。息子はお祖父ちゃんが子供の頃来ていた60年ほど前の団七(だんしち)を着て祭りに参加した。町の歴史と伝統を背負って小さい頃から祭りに参加しているのだから、町を愛する気持ちは筋金入りかもしれない。人口3000人ちょっとの町だが都会にはない深くて濃い人と人のつながりがあるのだ。

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