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ホテルフローラ船橋のお知らせ・ブログ
水槽の秘密
更新 : 2025/1/30 19:32
今回は当館名物の、水槽のお話です。
良くお客様に、この水槽の珊瑚は本物なの?と聞かれます。
答えは、ハイ本物です。
実は、珊瑚は物ではなく、動物の一種でありながら光合成によりエネルギーを生成することができるそうです。その為、水槽での飼育が可能なんです。
サンゴには大なり小なりポリプと呼ばれる小さな触手を持っており、ポリプを伸ばして海中の栄養素やプランクトンを吸収して生活しています。
さらにサンゴの体内では褐虫藻と呼ばれる極小の藻類が共存しており、褐虫藻による光合成でもエネルギーを得ることができます。
また、当館の水槽では、イソギンチャクも珊瑚同様飼育しており、クマノミとの共生をご覧いただく事が出来ます。
クマノミはイソギンチャクを家として住む習性が特徴的ですが、イソギンチャクは毒を持つことで有名ですよね?
クマノミがイソギンチャクに住むことができる理由が気になった方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人なので、「なぜクマノミはイソギンチャクの毒に刺されないのか」についてネットで調べてみました。
クマノミがイソギンチャクの毒に刺されない理由は、クマノミの体から分泌される特殊な粘液にあるそうです。
イソギンチャクは「刺胞」という毒のとげを発射する触手を有していて、こちらで身を守っているので魚はイソギンチャクに近付くことができません。
ですが、イソギンチャクが毒を発射するのにはある条件があります。その条件とは「海水よりもマグネシウム濃度が低いものに対してのみ発射する」というものです。
対して、クマノミの体は特殊な粘液で覆われており、この粘液は海水よりも高いマグネシウム濃度で構成されているそうです。
したがって、高濃度マグネシウムをまとっているクマノミはイソギンチャクが毒を発射する条件に該当しません。
こちらが、クマノミがイソギンチャクに近付いたり触れたりしても毒に刺されることがない理由となるそうです。……う〜ん、勉強になりました笑
水槽を立ち上げて以来、老若男女問わず大人気の当館の水槽。
最近では幼稚お散歩コースにもなっていて、幼稚園の先生に連れられた園児が見学に来るんですよ。
皆様も当館にお越しの際は是非、珊瑚やイソギンチャクにご注目下さいませ!!
ホテルフローラ船橋 フロントスタッフ