宿番号:334045
ホテルフローラ船橋のお知らせ・ブログ
キッカイイソギンチャクとクマノミ
更新 : 2025/2/11 15:06
前回は珊瑚のお話だったので、今回はイソギンチャクのお話です。
当館で大人気のクマノミちゃんは何故イソギンチャクと共生出来るのか?というお話は以前このブログで書きました。
なので、今度はイソギンチャクのお話です。
当館にはキッカイイソギンチャクという根本が紫色で、触手が緑の美しいイソギンチャクが生息しております。(大きな方の水槽に沢山生息しております。)
このイソギンチャク、実は当館の水槽で繁殖しまくっております。
イソギンチャクも他の動物と同じく、ちゃんと有性生殖を行うそうなんです。
多くのものは雌雄異体で、それぞれ精子と卵を隔膜の中膠の中で発達させます。
ただし、中には雌雄同体の種類もあります。これまで分かっているものでは、春から夏にかけて生殖腺を成熟させて繁殖する種類が多いようです。
受精は体外または体内で行われ、受精した卵はプラヌラ幼生という物になります。
ちょうどこの時期、隔膜は八放サンゴ類と同じ数の8枚になり、この時期は特別にエドワルドジア期と呼ばれるそうです。
その後、新たな隔膜が6対の隔膜対をなすように形成され、それぞれの隔膜の間から触手が生えて小さなイソギンチャクになります。
当館では、この美しいキッカイイソギンチャクとクマノミの共生の姿がご覧いただけます。
是非、当館にいらしたら出入口手前の大きな水槽を覗いて見てくださいね。