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ご存じですか、もう一つの五稜郭
更新 : 2013/8/6 21:12
龍岡城 佐久市田口
龍岡城は、日本に二つしかない珍しい星形の稜堡(星形要塞)のひとつ。
別名《龍岡五稜郭》あるいは《桔梗城》とも呼ばれています。
堀幅は4間(7.2m)、土塁の高さは7尺5寸2.3m)、砲台1基を備えていたと云うことです。
築城したのは、佐久地域にも多数の領地を持っていた、三河奥殿藩の藩主《松平 乗謨》(まつだいら のりかた)。
幕府の陸軍奉行も努めた松平乗謨は、永6年(1853年)のペリー来航後、軍備の増強・革新の必要性を悟り、藩庁を手狭な奥殿から佐久に移転し、新たに星形要塞である龍岡城を建設しました。1864年(元治元年)、築城を開始。完全な完成前に明治維新を迎えました。
幕府と決別し、後に伯爵となった乗謨は、《大給 恒》(おぎゅう ゆずる)と改名。日本赤十字社の前身である《博愛社》の設立と育成に貢献したと云うことで、記念碑が建てられています。
稜堡式の石垣や水堀、御台所(櫓)が現存しています。城址は、佐久市立田口小学校となり、今は桜の名所として知られています。信州の片田舎の小さな城跡にも、激動期の日本を垣間見る事ができます。
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