宿番号:337486
信州湯田中温泉 よろづやのお知らせ・ブログ
クマには話しかけよ?
更新 : 2010/5/26 22:29
日本海側や北信では、
「ススタケ」や「ネマガリダケ」
などと呼ばれる
指くらいの細さの
柔らかいタケノコがよく採れます。
「春の味覚」の代表選手で、
味噌汁にしてもよし、
あぶって食べてもよし。
しかしこのタケノコ、
ツキノワグマの好物でもあるので、
「山菜採りに夢中になると、
曲がり角でクマに出くわすぞ!」
と、よく脅かされました。
でも、クマも人間のことが
怖いんですよね。
人間は
「自分たちを撃つ者」だと
思っているから。
それで襲う。
だから今では
クマに出会ってしまったら、
1. 鍋などを叩き、大きな音を出して追い払う
2. シートをバサバサやって、自分を大きく見せる
といった積極的な方法や、
3. 持ち物を少しずつクマと自分との間に捨てながら、
ゆっくりと後ずさりする
などの方法が、よく紹介されています。
でも、ふた昔ほど前は、
こう言われていたんですよ。
「クマに出会ってしまったら、
やさしく話しかけなさい」
日本の先住民である
アイヌの人たちは、
このように教えると聞いたことがあります。
また、アメリカのレンジャーたちも、
こういう方法をとる人たちがいたらしい。
(どなたか真相をご存じの方がいたら教えて!)
ただ、よほど肝が座っていないと
こんなことできませんよね。
一番ダメなのが
「キャー!」と悲鳴を上げながら
走って逃げること。
時速40キロは出るというクマは
逃げるものを追う習性があるので、
あっという間に追いつかれます。
木登りだって
人間よりもはるかに上手。
ツキノワグマは細い枝先で、
タムシバの花や
ブナの新芽をムシャムシャ
やるのですから。
だからもし
山の中でクマに会ったら、
逃げ場は無いので
「対決」するか「クマの気を逸らす」か、
どちらかひとつということになります。
中には、
常人が真似できない方法で
命びろいをした人もいます。
明日はその話をご紹介します。
※ 写真はキクザキイチゲ。
戸隠高原の鏡池から
奥社の随神門(ずいしんもん)にかけての道は、
水芭蕉だけでなく
紫のキクザキイチゲや
白のアズマイチゲの
花盛りです。
ブログ担当 ミソサザイ
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