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宿番号:337486

受け継がれる歴史の湯 登録有形文化財「桃山風呂」

ハイクラス

湯田中温泉
車/上信越道・信州中野IC→R292佐野・角間ICより3分。電車/長野電鉄湯田中駅徒歩7分(15:00より送迎有)。

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    目力で猪を撃退した話。

    更新 : 2010/6/3 13:48

    クマを「歌」で封じ込める
    パワーを持っている
    わたくしの「山の師匠」の話を
    もうひとつ。

    コウノトリのまち
    兵庫県豊岡市の
    来日岳(くるひだけ・567m)に、
    師匠が一人で登ったときの話です。

    10センチほどの雪が積もる
    真冬のことでした。

    頂上直下の少し開けたところを
    歩いていると、
    突然ガサガサと音がして、
    彼方から
    黒い物体が突進してきました。

    鼻息荒く全速力で駆けてくる、
    その物体は猪でした。

    師匠は立ち止まり、
    「へえ、襲ってくる気だわ。
     まさしく猪突猛進だわね」と思いながら、
    じっと眺め続けました。

    ぶつかりそうになったら、
    一線かわして避(よ)ければいい
    と判断してのことです。

    ところがあと5mほどのところまで
    近づいたとき、
    師匠と猪の目が合ったのです。

    猪は「ハッ」と驚き、
    上体をのけ反(ぞ)らせました。

    そして次の瞬間、
    急ブレーキをかけて
    雪の中でもがきながらUターンをし、
    一目散に逃げていったのです。

    師匠はあっけにとられて
    その様子を眺めました。



    これは「究極の目力」のお話。
    このときは師匠は
    テレパシーも送っていないし、
    歌ってもいません。

    ただ「見ていた」だけなのです。

    しかし、この「見る」ということが
    実はすごい力になるんですよね。

    「怖い」だとか「どうしよう」などという
    余計な感情を交えずに見るということは、
    「客観的な理性」の働きに他ならないから。

    昔の武士の決闘で、
    睨み合ったまま剣を交えることなく、
    片方が「参りました」と降参するというのは、
    こういうことなのかなあとも思います。



    一方、インド哲学の
    聖典は「ヴェーダ」といいますが、
    これは「見る」という意味らしい。

    この「ヴェーダ」から
    「ヴュー」「ヴィジョン」「ヴィデオ」など
    視覚に関する英語が派生しているんです。

    あ、そうそう。
    ギリシャ哲学の「イデア」も、
    「ヴェーダ」を語源としているらしい。

    「見る力」のすごさって、
    古代から
    洋の東西において
    認識されていたということなんですよね。



     ※ 写真は志賀高原でみつけたスミレ。
       花の直径が3センチ以上あります。
       でもスミレは種類が多すぎて、
       名前が分かりません。


               ブログ担当 ミソサザイ


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