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信州湯田中温泉 よろづやのお知らせ・ブログ
悪魔と契約したハウル、神と結縁した錫杖の主。
更新 : 2010/7/22 8:35
先日久々に「ハウルの動く城」を視ました。
しかし悪魔と取り引きをしたハウルが
黒っぽい鳥に変身するシーンは、
いつ見てもグロテスクだなあと感じます。
一方、6月中旬のブログ「鳥に為る」にも書きましたが、
禅の達人が「鳥に意識を転移させる」ということはある。
このほか、完全に時空を越えて「光の体」になり、
天界に行ってしまうという事例もあります。
仏陀の十大弟子の1人で
長年侍従として仕えた阿難(あなん)もそうです。
彼は川の上で炎――すなわち眩(まばゆ)い光に包まれて
昇天したと伝えられています。
一方、「劒岳 点の記」にも描かれていましたが
明治40年、陸軍参謀本部の測量官が
剣岳の頂上で奈良時代末から平安時代初期にかけて作られた
槍の穂先と錫杖(しゃくじょう)の頭部を発見したことは
余りにも有名。
しかしこれらの品々が、
なぜここにあるのかは謎とされています。
もちろん人に見せる為ではありません。
では奉納――すなわち神に捧げる為だったのでしょうか。
その可能性は少なくない。
しかし錫杖は、
それを持つ修行者にとっては分身のようなもの。
よほどのことが無い限り手放したりはしないでしょう。
実はこの錫杖、
「捨身(しゃしん)行者」のものだったのではないかと
言われているのです。
捨身とは崖から身投げをするなどの方法で
自らの命を絶つ修行者のこと。
その可能性も捨てきれないのですが、
しかし捨身するためにわざわざ剱岳に登るというのも
ちょっと腑に落ちない気もする。
ここで最後の可能性が出てくる。
「昇天」です。
こういうことはあまり公にすべきではないのでしょうが、
修行者が深い瞑想に入り、
金色(こんじき)の光に包まれる「悟り」に入った後
その状態を一週間続けると、
肉体を構成する分子が光と化し
そのまま天界へ移行してしまうと言われているのです。
剱岳頂上という
素晴らしく磁力の高い聖地で神と結縁するならば、
そういったことも不可能ではない――
ある「禅の達人」はこのように言っています。
※ 写真は鳥のように大空を舞う梅雨明けの雲。
遠くに見えるのは飯縄山です。
ブログ担当 ミソサザイ
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