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宿番号:337486

受け継がれる歴史の湯 登録有形文化財「桃山風呂」

ハイクラス

湯田中温泉
車/上信越道・信州中野IC→R292佐野・角間ICより3分。電車/長野電鉄湯田中駅徒歩7分(15:00より送迎有)。

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    納涼!その4  事故を警告した深夜の幻。

    更新 : 2010/7/31 20:30

    30代後半の
    長距離トラックの運転手さんから聞いた話です。

    ある夏の夜、
    彼は見通しの良い国道を走っていました。

    ふと見ると前方の車道脇に、
    ゆっくりと自転車を漕いでいる
    おじいさんがいます。

    運転手さんはいつもの調子で
    対向車線に少しはみ出して
    おじいさんを追い越しました。

    そのとき
    おじいさんが風にあおられてフラリとなり、
    トラックの方に自転車ごと倒れたのです!

    「しまった!」と思った彼は急ブレーキを踏み、
    車から駆け降りました。

    運転席の後ろの仮眠スペースで眠っていた相棒も、
    驚いて飛び起きて様子を見に来ました。

    しかしトラックの下にも後ろにも
    おじいさんはおりません。

    「お前、夢でも見てたんじゃないのか?」と相棒。
    「いや、違う。
     確かに自転車の年寄りを引っ掛けたんだ!」

    しかし何の痕跡も無いので、
    2人は狐につままれたような気分で
    再びトラックに乗り込みました。

    それから30分後のことです。

    運転手さんは再び前方に、
    自転車を漕いでいる人がいるのを見つけました。

    しかしそれを見た彼は
    我が目を疑いました。

    なぜなら今目の前を走っているおじいさんは、
    30分前に見たおじいさんと瓜二つだったからです。

    着ている服も髪型も、
    自転車の色もタイプも何から何まで皆同じ。

    運転手さんはブレーキを掛け、
    対向車線に大きくはみ出しながら
    ゆっくりゆっくりとおじいさんを追い越しました。

    サイドミラーでおじいさんが
    転倒していないことを確認しながら。

    5分後、彼は道端にトラックを止めて
    後ろの相棒を起こしました。

    「頼む、運転変わってくれ。
     俺、足が震えて運転できない」

    彼は半時間前に、
    自分が「この世ならぬもの」を見たことを
    はっきりと認識したのです。



    「あの幻は、
     いつもの調子で追い越していたら事故になるぞという
     警告だったんだと思います」
    と彼は神妙な面持ちで話します。

    そしてこのことがあってから、
    仕事に出る前は必ず
    神棚に手を合わせるようになったということです。



    ブログ担当 ミソサザイ


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