今週は、久しぶりに雨が続くようです。
暖冬とはいえ、春の気配がするのはもう少し先かもしれません。
「春の雨は花の父母」と言われるように恵みの雨となり、
早く春の風景を運んできてもらいたいものです。

さて、春の行事といえばひな祭り。
全国的には、３月３日ですが、飛騨地方の多くの地域では、４月３日に
行われます。
そこで、下呂温泉合掌村では、市内の家々から寄贈していただいた
明治から昭和にかけての「土雛」約1500体を国指定重要有形民俗文化財
「旧大戸家住宅」などの合掌家屋で毎年２月から４月上旬まで
展示しています。

昭和30年頃までは、この地方の多くの家には素焼きの「土雛」が
飾られていました。
桃の節句が近くなると、岐阜県東濃地方や愛知県からの行商人が
やってきて、家々では子どもが生まれる度に毎年一つ二つと
買い揃えていったそうです。
種類も、金太郎や桃太郎、天神様、七福神…様々でした。

今年は、数百体が並べられたステージで土雛をバックに芸妓さんと
記念撮影ができます。
下呂にお越しの際は、下呂温泉合掌村にお寄りになってみては
いかがでしょうか?!

【土雛まつり】
期間／令和2年2月1日（土）から4月5日（日）
場所／しらさぎ座・国指定重要文化財　旧大戸家住宅　他