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秩父 旅籠一番 〜酒と料理を愉しむ古民家旅館〜のお知らせ・ブログ
まっとうな
更新 : 2012/12/12 9:35
写真は昨日いただいた黒豆。
煮豆で朝ごはんお出ししています。
昨日白菜漬のブログを載せましたが
沢庵も今年漬けました。
昨日だしたら旨い!
しかし、これを僕が漬物さんならいくらで売ろう
と考えた。
原価を記入すると
干し大根4000円で36本
こぬか(家の精米の使わず)600円
ザラメ糖300円
塩、鷹の爪、柚子等300円
合計5200円1本当たり145円
諸経費利益を載せて売価600円で売りたい。
どうだろう、東京のデパ地下でその前後
で売っていないだろうか。
しかし、現実はこれでは売れない。
たぶんデフレの今350円かもっと安いだろう。
その差250円がほん少し前なら確保できた。
それで、架空の僕達漬物業者はボーナスも
暮れには従業員に忘年会、秋には慰安旅行
も行けた。
しかし、利益無視の現在、みんなキュウキュウで
経営している。昔大学の頃、父親の仕事を聞かれ
自営と云うと、誰もがお金持ちでいいね。と答えた。
今は逆に、そりゃあ大変だと思われると想う。
デフレの今、消費者のマインドだけだと
もう限界が見えている。
昔のように製造、流通できっちり利益の上乗せ
をして、消費者に届ける。そしてその消費者も
その輪の中で、利益を得る。
いいものは確かにいい値段がするし、その方が
まっとうな気がするしそのはずだ。
旅館もその類に漏れはいない。
15日空室あります。