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宿番号:338212

小説「城の崎にて」の舞台 歴史とモダンが調和した創業350年の宿

城崎温泉
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    続・志賀直哉とお寿司!?

    更新 : 2011/2/25 0:20

    前回のブログ「志賀直哉とお寿司!?」の続きです。

    志賀直哉の代表作の一つに 「小僧の神様」 という作品があります。

    あらすじ↓
    神田の秤屋で奉公をしている仙吉(小僧)は、番頭達の話で聞いた鮨屋に行ってみたいと思っていた。ある時、使いの帰りに鮨屋に入るものの、金が足りずに鮨を食べることができない仙吉を見かけた貴族院の男(A)は、後に秤屋で仙吉を見つけ、鮨を奢る。しかし、Aに見られていたことを知らない仙吉は「どうして鮨を食いたいことをAが知っているのか」という疑問から、Aは神様ではないかと思い始める。仙吉はつらいときはAのことを思い出しいつかまたAが自分の前に現れることを信じていた。



    とても読みやすい作品で、私10代目、個人的には 「城の崎にて」 に並ぶ大好きな短編の一つです。(特に映画のような終わり方が・・・)

    この作品が発表されたのは大正9年ですが、この二年前には有名な米騒動が起こったりして寿司の値段も上がっていっていたそうです。
    戦後には、屋台の寿司が衛生上の理由で禁止されたこともあり、お寿司は高級な食べ物として定着していきました。

    そんな中で、


    もう一度誰でも気軽にお寿司が食べられるようにしたい!

    「小僧の神様」の仙吉のような子供にもお寿司を食べさせてあげたい!


    という思いから創業されたのが、そう、皆さんご存知の


    「小僧寿しチェーン」


    なのです。

    小僧寿しは手ごろな価格でお持ち帰りのみで有名になり、今でも全国にお店を700店程展開していますし、この思いをさらに発展させた回転寿司は今や無くてはならない存在です。

    こうして全国の小僧さん達は普段から気軽にお寿司を食べられるようになった訳であります。

    私たちが今、お寿司を食べられるのは志賀直哉のおかげ?!も、ちょっとだけあるかもしれませんね♪

    ちなみに小説「小僧の神様」は三木屋売店で販売中です♪♪

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