宿番号:338631
永観堂 寺宝展・ライトアップ 12月10日まで
更新 : 2025/12/5 14:41
皆さん、こんにちは コンフォートホテル京都堀川五条です。
今回は紅葉の名所である永観堂をご紹介いたします。
永観堂(禅林寺)の秋を象徴する二大行事が「寺宝展」と「紅葉」です。寺宝展は紅葉の時期に合わせて開かれる特別公開で、通常は非公開の文化財を間近で鑑賞できる貴重な機会です。中でも最も注目されるのが、本尊「みかえり阿弥陀像」で、阿弥陀如来が左後ろを振り返る独特の姿は全国的にも稀有な存在です。その柔和な眼差しは、永観堂の精神文化を象徴するといわれ、多くの参拝者を魅了します。また、狩野派の絵画や歴代住職の書、仏教絵巻などの寺宝も公開され、平安から江戸時代に至る長い歴史の厚みを感じることができます。堂内の釈迦堂や阿弥陀堂の内部もじっくり拝観でき、建築の意匠や空間の静けさを味わえるのも魅力です。
一方、「もみじの永観堂」と称される紅葉は、京都でも屈指の美しさを誇ります。境内には約3,000本の楓が植えられ、深紅・橙・黄金色など多彩な色が重なり合い、伽藍を包み込むように染め上げます。中でも放生池の水面に映る「逆さもみじ」は必見で、風のない夕刻には境内全体が鏡のような静けさに包まれます。また、多宝塔へ続く山道は紅葉のトンネルとなり、頂上からは市街の景色と色づく境内を同時に望むことができます。夜間ライトアップでは、池と紅葉が光に照らされて幻想的な世界が広がり、昼とは異なる趣を楽しめます。
寺宝展と紅葉が重なる永観堂の秋は、文化財と自然美が最も豊かに輝く季節と言えるでしょう。
当ホテルからは「烏丸五条」のバス停から京都市バス5系統に乗り約30分、「南禅寺・永観堂道」のバス停で降りて徒歩5分です。
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