宿・ホテル予約 > 長野県 > 戸倉上山田・千曲 > 戸倉上山田・千曲 > 戸倉上山田温泉 和の魁が佇む宿 梅むら旅館うぐいす亭のブログ詳細

宿番号:339148

進化する旅館!牛肉卸売業を姉妹店に持つ信州和牛料理が自慢の宿!

ハイクラス

戸倉上山田温泉
最寄の駅しなの鉄道戸倉駅よりタクシー・車で7分/最寄のIC上信越道坂城ICより15分

戸倉上山田温泉 和の魁が佇む宿 梅むら旅館うぐいす亭のお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • 施設のおすすめ

    「恋し(小石)の湯伝説」ご紹介。

    更新 : 2012/10/29 18:34

    【恋し(小石)の湯伝説】のご紹介

    昔、千曲川のほとりにお政という可愛く賢い娘がおりました。ある夏のこと、娘は往来で腹痛に苦しんでいる若者を見つけ、 心をこめ看病したお陰で若者は元気を取り戻しました。その若者は米吉といい、たちまちお政に心を奪われてしまいました。 実はお政も同じ気持ちでした。

    やがてお政に縁談がもちあがり、孝行娘のお政は米吉のことを胸に秘めたまま同意したのですが、 何と縁談の相手は米吉だったのです。二人に異存のあるはずがありません。

    結婚を間近に控えた米吉は所用で江戸に出掛けましたが、予定を過ぎても戻ってきません。 心配したお政は近在の霊験あらたかな十一面観音様に願をかけ日参しました。

    ある日、お政の夢に一人の老人が現れました、老人は米吉の無事を告げ、 「そちは[信濃なる千曲の川のさざれ石も]という歌を知っておるかな。」と尋ねました。 お政は「はい、存じております。万葉集の東歌[(後歌)君し踏みてば玉と拾はむ]と教わりました。」と答えました。 老人はほほ笑んで「この歌のように米吉の踏んだ千曲の川石、 それも角のとれた赤い小石を百個拾い上げるなら米吉は帰ってこよう。」と言って去りました。

    観音様のお告げと、お政はそれから毎日河原に出て角のとれた赤い小石を探しました。 九十九個になりましたが、最後の一個がなかなか見つかりません。 身体をこごらせながらある朝も出かけますと、一つの人影が右手で河原を指差します。 そしてそこからは湯気がたちのぼり温かい湯が流れ出しているではありませんか。 その湯で手足をあたためつつ探すうちに図らずもお政は百個目の小石を見つけたのでした。

    夢のお告げのごとくその日のうちに米吉は江戸から戻りました。以来、このいで湯は「小石(恋し)の湯」と呼ばれました。



    おしまい。

宿泊のご予約はこちらから

料金・宿泊プラン一覧

お電話でご予約される場合は、宿泊プランをお選びください。