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  • 大河の一滴

    更新 : 2011/8/23 11:40

    今、五木寛之先生の「大河の一滴」を読んでいます。

    これで、5回目になりますが、3月11日の東北大震災の後に読むのは初めてになります。

    文中で、「人生とは重い荷物を背負って遠い道のりを歩いていくようなものだ」

    シェークスピアの「リア王」で「人は泣きながら生まれてくる」赤ん坊の産声は

    この世の弱肉強食の修羅の巷、愚かしくも滑稽な劇の演じられるこの世間と

    いう舞台が恐ろしく不安でならない孤独な人間の叫び声なのだと老いたリア王

    が言った言葉である。仏陀が「生老病死」の重い枷をはめられた人間、その自分が

    豊かに、いきいきと希望を持って生きる道があるのか、ないのかその問いに全存在を

    掛けて旅に出たのだ。

    なんだか、生きる事が切なく苦しい旅のような気持ちになります。

    今度の大震災を見ると、昔の偉い人達が言った言葉がそのまま当てはまるように

    思えてきます。

    しかし、文中で仏陀は微笑みながら病で死ぬ時に「世界はすばらしい」と讃えつつ自然に

    還っていったそうです。

    何を書いているのか、支離滅裂になってしまいましたが、私のような凡人は、今日の

    晩御飯が美味しかったとか、子供達が楽しそうに遊んでいるのを眺めて幸せを感じたり、

    休みの日には、どこに行こうかと想像したりすることが人生の最大の楽しみではなかろうかと

    思っています。

    作者は、空から降った雨水は樹々の葉に注ぎ、一滴の露は森の湿った地面に落ちて吸い込まれる。

    そして、地下の水脈は地上に出て小さな流れをつくる。やがて渓流は川となり、平野を抜けて大河に

    合流する。その流れに身をあずけて海へと注ぐ大河の水の一滴が私たちの命だ。人間の生命は

    海からはじまった。人が死ぬということは、海に還るということだ。

    私も自分なりに精一杯生きて、大河の水の一滴になろうと思います。


                何だか感傷的になっている日本を憂う50男でした。


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