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ヴィヨンの妻とお蚕さん!
更新 : 2010/10/19 8:55
上田市は お蚕さんで繁栄した町です。
その中心となった 上田蚕種さんへ お邪魔しました。
大正ロマンあふれる 木造のすばらしいレトロ和風の建物が そのまま
現在も使われています。
通常は 外から見るだけですが 社長さん自らご案内いただき
ちょうど さなぎの雌雄判別の作業をしていたので それも見学させてもらいました。
ひろーい まるで柔道場のような中央が畳敷きの2階は 会議室です。
旅館?それとも学校?という木造の古い建物は ほとんど畳の部屋。
建具、電気なども 当時のままです。
「ヴィヨンの妻」の映画のロケにも使われ 松たか子さん、広末 涼子さんも
いらしたんですって!
本当に タイムスリップした感じといい 蚕のこと全然知らなかったので
何もかもが 驚きの連続でした!
桑の葉を むにょむにょ食べる蚕の幼虫は知っていますが
さなぎを雌雄判別して 温度を調整して 卵を産ませて
その卵を輸出している・・・・知らなかった、知らなかった、、、、
以下 上田市の観光情報から引用〜
上田蚕種協業組合は、大正5年(1916)に地元の蚕種家が出資して上田蚕種株式会社として設立したのが始まりで、現在の事務棟・採卵室など主要な建物が翌6年に完成しました。その後、昭和45年から現在の社名となっています。最盛期には22万箱の蚕種をこの組合から出荷していました。
建物は、敷地中央正面に事務所、その奥に検査室・食堂・催青室〔さいせいしつ〕・貯蔵の冷蔵庫などが配置され、これらを軸として、採卵室の建物が左右対称に3棟ずつ並んでいました。
正面の事務所は、木造二階建ての建物で、外壁を木骨下見板〔したみいた〕張りとし、窓に三角破風(ペジメント)をつけた端正な意匠で、大正時代の事務所建築にみられた外観をよく保っています。入口の上方には、蚕をシンボル化した意匠が用いられています。外観は洋風ですが、内部は一階の事務室・応接間、二階の講堂など純和風となっています。
上田は蚕種製造が全国のトップクラスにあった地域で、この上田蚕種協業組合の建物群は、その象徴的な建物として貴重な建物といえましょう。
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