以前には、米子市の淀江町には淀江傘という和傘を製造していました。

文政４年（１８２１年）に、倉吉屋周蔵という人が傘屋を

開いたことが始まりです。

大正時代には年間生産量が17万本に達しました。

淀江海岸には１万本以上の傘を一度に干すことができたそうです。

しかし、洋傘が普及していくにつれて、昭和２６年から昭和２７年を

ピークに廃業する業者が増えていき、昭和５９年にはすべての製造業者が

廃業をしてしまったとのことです。

現在では「淀江伝承の会」の皆さんで伝統を守りながら作られているそうです。

製造工程の見学や、和傘の紙張りの体験（事前予約）もできるそうですよ。

機会があれば、ぜひチャレンジしてみて下さい。

また、鳥取市で行われる「鳥取しゃんしゃん祭」の傘踊りに使用される傘も

こちらで作られているとのことです。



所在地　鳥取県米子市淀江町淀江796

電話番号　0859-56-6176

営業時間　９時から１７時

アクセス　JR米子駅から車で１５分

JR淀江駅より徒歩で５分

休館日　　月、日、祝、年末年始