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皆生松月のお知らせ・ブログ
【貸出図書】忘れ雪因藩二十士真実の涙その2
更新 : 2012/1/3 17:29
「忘れ雪〜因藩二十士真実の涙」
http://bit.ly/rso9wS
幕末。
鳥取池田藩も激動の時代にのみ込まれておりました。
尊王攘夷か公武合体幕府派か。
藩論が揺れに揺れ、ついに本圀寺事変で公武合体派の重臣が殺されます。
そして参加した因藩二十士(死亡、行方不明を入れると二十二士)は揺れる藩論のために、山深い伯耆の黒坂の泉龍寺に蟄居を命じられます。
なぜ鳥取から遠い黒坂に蟄居させられたというと、切腹を命じると尊王攘夷派から反発。かといって処断が無ければ殺された重臣派により反発が。
そこで、遠い黒坂のお寺に蟄居生活を命じたのでした。
この本では、本圀寺事変、黒坂蟄居時代、切腹命令直前の脱出行から殺害された重臣の家族による仇討など、歴史の裏に隠れた出来事が詳細に述べられております。
大政奉還後因藩二十士を中心に「新国隊」が組織され、戊辰戦争へ出陣。
その功によって因藩二十士の一人河田佐久間は鳥取県の初代権令となりました。
新国隊に参加した岸本辰三郎と因藩二十士の一人佐善元立が、我が母校でもある明治大学の前身である明治法律学校の開校にかかわったということが個人的に興味をひきました。
鳥取県庁に岸本辰三郎の銅像がありますが、新国隊から明治大学の基礎が生まれていったことに感銘しました。
先日、この因藩二十士が蟄居を命じられた黒坂の泉龍寺に行ってまいりました。
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