皆生の湯は日本でも有数の塩分濃度を誇る塩化物泉といわれています。
中央温泉研究所の分析によれば、皆生温泉に入ると塩化カルシウムや塩化マグネシウムといった塩類が皮膚に付着し、薄いヴェールをまとった状態になります。このヴェールは入浴後の熱の放射を防ぎます。この保温効果によって万病の敵である体の冷えを防ぐことができます。
またナトリウムは皮脂と反応してグリセリンとなり(脂肪酸(R-COOH)+Na+→Na-石鹸(R-COO-Na)+グリセリン)「皮脂石鹸」となり汚れを落とす洗浄効果があるので美肌にとても良い温泉といえます。
さらに、カルシウムやマグネシウムは保湿効果を発揮するため、お肌の潤いに大変良くなっています。
また温泉の皮ふ浸透刺激と温熱効果によりデトックス(排毒)効果もあります。
まさに、お肌も「ヨミガエ」る皆生の湯です。
伝説の「ヨミガエリ」の地、その地で美味しいお料理を食べ、美肌の湯に浸かれば心身ともに「ヨミガエ」ること間違いなし、ではないかと思います。
■まとめ
皆生温泉は長寿の湯として有名ですが、上述のような「ヨミガエリ」の言い伝えはあまり知られていません。
皆生の地は出雲神話に出てくる夜見が浜にあります。
稲佐の浜から対馬海流に乗ってこの夜見が浜が流れ着き、(『海に湯が沸く米子の皆生』と古来から言われているように)自然湧出の温泉によって「ヨミガエ」っていたのではないかと想像します。
出雲では「縁結び」で全国から人が訪れています。
御縁を結ぶと同時に、皆生の地で「ヨミガエ」って頂けると、より一層ご利益があるのではないか、と思います。
美肌と長寿の温泉に浸かり、食のみやこの美味しい食事で心身共にヨミガエリ、明日からの活力を得る。
そして出雲の神社仏閣パワースポットで新たな御縁を結ぶ。
心身の癒しの旅行に、皆生温泉は最適の地だと思います。