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【鳥取和牛】美味しさの訳は和牛の本家
カテゴリ:お得情報 2009年10月22日(木)〜10月22日(金)
更新 : 2009/10/23 8:13
江戸時代、鳥取県(因幡・伯耆)は日本有数の牛の生産地でした。山間部ではたたら製鉄が盛んであったことから、輸送手段としてたくさんの牛馬が不可欠で、そのため牧畜が盛んでした。
明治から大正初期にかけて改良が進み、在来の体質強健、性質温順、肉質が良いという長所に加えて、早熟早肥の特徴を加えた「因伯種」を完成させました。
因伯種は全国に名をはせ、九州や東北をはじめとする新しい産地に多くの種牛を供給することとなり、全国の有名和牛ブランドの始祖牛になっています。
そして昭和41年、鳥取県畜産試験場の因伯種「気高号」が第1回全国和牛能力共進会肉牛の部で栄えある一等賞に輝きます。全国和牛能力共進会は5年に1度の品評会で「和牛のオリンピック」とも言われております。
気高号は種雄牛として高く評価され、全国の和牛改良の基礎となりました。
特に、九州方面から引く手あまたでした。ですから現在、国内で1位2位の評価を受けている鹿児島、宮崎の和牛のルーツは、鳥取和牛の気高号なんです。鳥取はまさに「和牛の本家」「和牛の原点」と言えます。
また、「神戸牛」とか「松坂牛」など有名なブランド銘柄が存在しますが、それらは因伯種の改良和牛を素牛とし、主に育てられた産地によって名称が付けられます。