パークホテル東京の「アーティスト・イン・ホテル　プロジェクト」が、第3回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の国内・訪日領域「領域優秀賞」を受賞しました。

「ジャパン・ツーリズム・アワード」は、「ツーリズムEXPOジャパン」のプログラムとして2015年に設けられ今年で3回目となるアワードで、ツーリズム業界の発展・拡大に貢献し、国内・海外の団体・組織・企業の持続可能で優れた取組を表彰するものです。「領域優秀賞」は各部門の部門賞の中から特に優秀であると認められた取組に贈られる、大賞に次ぐ賞です。パークホテル東京の「アーティスト・イン・ホテル　プロジェクト」は、ホテルの客室をアート空間にするという先駆的な取組であることや、インバウンド市場での差別化を進めると同時に日本の魅力を増加させている点などが高く評価され、今回の受賞となりました。

○受賞に際しての総支配人　林義明（はやしよしあき）のコメント
海外からのお客様が非常に多い当社で、お客様に喜んでいただく為の新たなコンセプトをスタッフで話し合い、出した答えがアートでした。５年前より「日本の美意識が体感できる時空間」というテーマを立ち上げそれに沿った館内展示やアートイベントなど数々の取り組みを実施してまいりました。アーティスト・イン・ホテル　プロジェクトはその柱の一つでアーティストが思い思いの世界観で客室をアートに仕上げたものです。そして今４年強をかけたプロジェクトの全３１室が仕上がり、アーティストフロアーが完成しました。現在海外からのお客様は実に９割に迫る勢いで、アーティストルームにお泊りのお客様には大変好評を頂いております。またこのプロジェクトは、私どもの経営理念である「人をもてなす道を究める」をその原点とし、海外のお客様に日本のすばらしい美意識である「おもてなし」をお伝えする、体感していただくまたとない取り組みでもあると考えています。パークホテル東京が日本の美意識を体感するためのプラットフォームとなり、多くのお客様が集う場所になれたらとの思いで今日まで地道に取り組んでまいりました。今後もツーリズム業界の発展・拡大のため、微力をつくしてまいります。

アーティストルームのうちの一部屋、「芸者金魚」。お部屋を水槽に見立てた作家が、ひらひらと泳ぐ金魚を壁から天井まで油彩で描いた。その数は600匹以上！