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投げ網にかかった化け物(福岡市西区今津の民話)
更新 : 2014/10/8 7:06
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
フロントスタッフのMでございます(*・ω・)ノ
気が付けば10月。夏の暑さは過ぎ去り、めっきり秋めいてきました。朝晩のみならず日中も肌寒さを感じるようになり、体調管理に気をつけねばと思う今日この頃です。
さて、今回はMの地元である福岡市西区に伝わる古いお話を紹介いたします。
それは、明治12年晩春のお話。
今津半島東端から朝晩奇妙な声が聞こえ、村人を悩ませていたそうです。
その声は犬の鳴き声に似ていて、村人は気味が悪いと家に逃げこみ、漁師は縁起が悪いと漁に出ませんでした。
そんなある朝、水崎万蔵という投げ網名人が舟を出して投げ網をしていると、強い力で引っ張る手応えを覚えます。船頭も手伝って引っ張ると、なんと網から例の鳴き声が……。さらに引っ張るとその姿にビックリ仰天。
全身に毛があり、手足は水掻き、鳴き声は犬という恐ろしい生き物でした。
学者を呼んだが、今まで見た事ないと言って、この生き物を「海犬」と呼ぶことなりました。
この海犬は万蔵が四十円で漁師仲間に売り、その漁師は興行師となって海犬に芸を仕込ませて見せ物にしましたが、四十日後に亡くなったそうです。
この海犬は、何だったのでしょう?
海犬を糸島郡桜井の画家が万蔵や興行師から話を聞いて描き、その絵が水崎家に残っています。
その絵を見る限り、海犬は……
アザラシ(笑)
どうでしょう!不思議??なお話ですよね(´・ω・`)
では、またお話を仕入れてご紹介いたします!
<参考文献>
福岡の史跡と民話その2/郷土史学習会運営委員会
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