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(/^o(・_・)b お土産 福来(ふくれ)みかん
更新 : 2013/4/19 14:29
みかん栽培の北限は、茨城県です。ご存知でしたか?
県内では筑波山の近辺が栽培地。一般的な温州みかんも栽培されていますが、ここにひかえめながら、強烈なインパクトを与えてくれる福来(ふくれ)みかんがあります。指の先にもちょこんと乗ってしまうほどの小さな、小さなみかんです。厳密には温州みかんとは異なり、柑橘類の中で唯一の日本原産のミカン科の植物“橘”の一種だと考えられており、常陸風土記にも橘の記載があるほど、古くから自生していたようです。温州みかんが一般的になる以前は、茨城県でみかんといえば、この福来みかんを指す時代もあったようです。
ここ筑波山の周辺で育つこの福来みかんは、酸味も甘みもあり果物として食べるにふさわしい味わいです。この福来みかんは、この土地ならではの植物なのでしょう。
直径3センチほどで、皮は鮮やかな黄色。小さいながらに、中身はいくつもの房が並び、いっちょまえにみかんのナリをしています。皮をむくとはじけるような香りにクラクラ。この香りのよさは、日向夏や黄金柑のそれにも似ています。この皮の香りの高さから、地元では七味唐辛子の材料のひとつ、チンピとして使われてきました。果肉は甘みがあることはもちろん、キリッとした酸味があるのも特徴です。
青果用に加えて七味唐辛子のほか、ジャムなど加工品を作るなど、つくばの名産品として、その存在は徐々に名が広まりつつあります。
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