今日は【ガルマ・ザビ(Garma Zabi)忌日（U.C.0079年）】(機動戦士ガンダム)です。
享年20歳。ジオン公国軍地球方面軍司令。階級は大佐。ジオン公国公王デギン・ソド・ザビ(Degwin Sodo Zabi)の四男。

シャア・アズナブル (Char Aznable)のガンダムシリーズを通してのただ一人の友人で、士官学校以来の付き合いであった。

その親友シャアに「ジオン十字勲章」ものの獲物だとそそのかされ、幾度となくホワイトベースへ攻撃を仕掛けるものの、ガンダムに搭乗するアムロの奮闘と新米指揮官らしくないブライトの奇策によってホワイトベース隊に連敗。

親友シャアの口車に乗り、囮となってあらぬ方向へ逃走するガンダムをガウで追跡するよう誘導され、待ち伏せしていたホワイトベース及びガンキャノン、ガンタンクに乗艦するガウ攻撃空母が後方より総攻撃を受ける。

その際、親友であったはずのシャアから、裏切りを告げられ、愕然としながら初めて親友の正体と本性に気づく。嘲笑するシャアの声が響く中、ガウ攻撃空母の舵を自ら取り180度回頭させてホワイトベースを道連れにすべく体当たり攻撃をかけるも間一髪でかわされ、爆発四散するガウの中で戦死する。

脳裏に婚約者イセリナを思い浮かべつつ叫んだ最期の台詞は「ジオン公国に栄光あれ」。なおシャアがガルマを間接的に謀殺したという事実は表には出ていないが、シャアはガルマを守りきれなかった責任をガルマの兄、デギンの三男であるジオン公国軍宇宙攻撃軍司令ドズル・ザビ(Dozle Zabi)に問われ、左遷されている。

ガルマの葬儀は国威発揚・戦意高揚のための国葬として、ジオン公国総帥にしてデギンの長男ギレン・ザビ(Gihren Zabi)によって大々的に利用される。その後、仇討ち部隊としてドズル麾下のランバ・ラル(Ramba Ral)が地球に降下し、ホワイトベース追撃の任務に当たることになる。

TV放送当時、その容姿から女性ファンにはシャアと並ぶ人気があり、死亡した第10話の放送後、カミソリ入りの手紙がサンライズに送られたり、葬式がファン一同で教会で営まれたという逸話がある。

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