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3月28日、今日は【廃刀令(1876)】
更新 : 2011/3/29 0:11
今日は【明治政府が廃刀令を発布(1876)】です。
廃刀令(はいとうれい)とは、1876(明治9)年3月28日に発せられた「大禮服竝ニ軍人警察官吏等制服著用ノ外帶刀禁止」の太政官布告の略称。いわゆる帯刀禁止令のことである。
すでに1869(明治2)年頃から廃刀の議論は行われていた。1869(明治2)年3月に公議所が開かれたとき、制度寮撰修森有礼は佩刀禁止を提議した。「早く蛮風を除くべし」というものであったが、王政復古から間もない頃であったため公議人らは反対し、「廃刀をもって武士の精神をなくし、皇国の元気を消滅させるといけない」として否決された。
1870(明治3)年には庶民の帯刀を禁止し、1871(明治4)年8月9日(新暦9月23日)には士族の帯刀・脱刀を自由とする散髪脱刀令を発していた。そして、1876(明治9)年3月28日、廃刀令を発布した。
発布の直接の因となったのは、1875(明治8)年12月山縣有朋の建議が採用されたことである。長文の建議であるが、要するに、「従来武士が双刀を帯びていたのは倒敵護身を目的としたが、今や国民皆兵の令が敷かれ、巡査の制が設けられ、個人が刀を佩びる必要は認められないので、速やかに廃刀の令を出して武士の虚号と殺伐の余風を除かれたい」というものであった。