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3月30日、今日は【ゴッホ、誕生日(1853)】
更新 : 2011/3/31 1:49
今日は【フィンセント・ファン・ゴッホ、誕生日(1853(嘉永6)年)です。
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)とは、オランダの画家。フランスのパリやアルルに居を構え、印象派や浮世絵の影響を受けた作品を描いた。ポスト印象派の代表的画家である。現在でこそ高く評価をされているが、生前に売れた絵はたった1枚『赤い葡萄畑(La Vigne rouge)』だった。人に贈った絵が、鶏小屋の穴を塞ぐのに使われていたこともあった(『医師フェリックス・レイの肖像』)。1890(明治23)年に銃で自殺。彼を終生援助した弟テオドルス(通称テオ)にあてた書簡はのちに出版され、文学的に高く評価されている。
ゴッホの初期作品は、ミレーの影響が強かったが、印象派と出会うことによりその資質が開花したといえる。当時のパリではジャポニズムが流行していたこともあり、浮世絵にも大きな影響を受けた。印象派の画家達の筆触が比較的細かなものであるのに対し、ゴッホは時代が下るとともに筆触は長く伸び、うねり、のちの表現主義を予告するようなものになる。また新印象派が理論的だったのに対し、ゴッホは主観的・また象徴主義的である。強い輪郭線、色面による構成、デフォルメ等も、印象派とは異質のものである。彼は夜の街も描き、人間社会の憂鬱さや、神的な世界をもモチーフにした。
ゴッホが日本において知られるようになったのは、1911(明治44)年に武者小路実篤が文芸誌『白樺』において紹介したのが最初と言われる。
ゴッホは画家としての活動が約10年間と短く、絶対数としては油彩900点、素描1100点があると言われるが、傑作とされる作品はほとんどが晩年の約2年半(1888(明治21)年2月から1890(明治23)年7月)に制作されたものであり、知名度に比して傑作・良作とされる作品数は少ない。
1987年に安田火災海上(現・損保ジャパン)は『ひまわり』を約58億円で落札し、話題を呼んだ。現在は、損保ジャパン東郷青児美術館が所蔵している。
『医師ガシェの肖像』は、テオの未亡人ヨハンナによって、1898(明治31)年頃にわずか300フランで売却されたと伝えられる作品である。1990(平成2)年5月15日にニューヨークのクリスティーズでの競売で、8,250万ドル(当時のレートで約124億5,000万円)で齊藤了英に競り落とされ、2010(平成22)年現在でも、ゴッホ作品の最高落札額である。