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4月17日、今日は【阪神バックスクリーン3連発(1985)】
更新 : 2011/4/19 0:39
今日は【阪神甲子園球場で行われた野球、阪神タイガース-読売ジャイアンツ戦において、ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布がバックスクリーン3連発を放つ(1985(昭和50)年)】です。
1985(昭和60)年の今日、タイガースの当時のクリーンナップ(3番ランディ・バース・4番掛布雅之・5番岡田彰布)が7回裏の攻撃時に、ジャイアンツの槙原寛己投手から3者連続でバックスクリーンへ本塁打を放った出来事である。
7回裏、阪神が2点ビハインド、2アウト1・2塁、一発が出れば逆転という場面で、ランディ・バースを迎える。
この年、シーズン終了時には三冠王となったバースではあるが、開幕からこの前の打席まで通算15打数2安打で打率.133、ホームラン0と絶不調に喘いでいた。しかしこの打席、槇原が投じた初球のストレートを打ち返した打球は、低い弧を描きながらバックスクリーン付近の外野席通路に飛び込むシーズン第1号の3ランホームランとなり、チームは4-3と逆転する。普段はホームランを打った直後にさほど大げさに喜びを表さないバースが、このホームランの際には1塁ベースを回るところで珍しくガッツポーズを見せている。 バース曰く、カーブの抜け球を狙い、それを掛布に伝えたという。
続く掛布は、打率こそ.273であったが前日に逆転勝利の一因となったシーズン初ホームランを放っていた。2球を見送り、1ストライク1ボールで迎えた3球目、高めに入った144km/hのストレートをフルスイング、バックスクリーン左翼側のスタンドに飛び込むバースに続く連続ホームランとなる。
続く岡田は、ここまでホームランはないながらも打率.333と好調であった。その時の心境を、後日「ヒットでいいという考えはなかった。こうなったら本塁打を狙うしかないやろう。」と振り返っている。初球のストレートを見送り、1ストライクノーボールの後の2球目、高目に入った槇原のスライダーをバックスクリーン左翼寄り中段に叩き込んだ。
見事な3連発による逆転劇に、阪神側応援席は狂喜乱舞、一方3塁側の巨人応援席からは空き缶が投げ込まれるなど対照的な反応となった。また3者連続被弾した槙原は「3連発打たれた後、王監督がもの凄い表情でマウンドに上がってきた」と語っている。
現役を引退した後、槙原はこの出来事をネタにして「この話で食っていける」と語っていたという。この試合を中村紀洋(当時11歳)がレフトスタンドで観戦していた。