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5月11日、今日は【サルバドール・ダリ誕生日(1904)】
更新 : 2012/5/15 15:43
今日は【サルバドール・ダリ、誕生日(1904(明治37)年)】です。
サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)とは、スペインの画家。シュルレアリスムの代表的な作家として知られる。フルネームはカタルーニャ語でサルバドー・ドミンゴ・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク(Salvador Domènec Felip Jacint Dalí i Domènech)。「天才」と自称して憚らず、数々の奇行や逸話が知られている。
ダリは1904(明治37)年5月11日、スペインのカタルーニャ地方フィゲラスで、裕福な公証人の息子として生まれた。母親も富裕な商家出身だった。ダリには幼くして死んだ兄がいて、同じ「サルバドール」という名が付けられた。このことは少年ダリに大きな心理的影響を与えた。
少年時代から絵画に興味を持ち、画家ラモン・ピショット(ピカソの友人でもあった)から才能を認められた。1922(大正11)年、マドリードのサンフェルナンド美術学校に入学した。
1925(大正14)年、マドリードのダルマウ画廊で最初の個展を開く。
1929(昭和4)年夏、詩人ポール・エリュアールが家族とともにカダケスのダリを訪ねる。その妻が、後にダリ夫人となるガラ・エリュアールであった。ダリとガラは強く惹かれ合い、1934(昭和9)年に結婚した。
画学生時代には印象派やキュビスムの影響を受けていたダリは、シュルレアリスムに自分の進む道を見出し、1929(昭和4)年に正式にシュルレアリスト・グループに参加した。ダリは1938(昭和13)年にグループから除名されているが、その理由は彼の「ファシスト的思想」が、アンドレ・ブルトンの逆鱗に触れたからとされる。しかし彼の人気は非常に高かったため、そのあとも国際シュールレアリスム展などには必ず招待された。
ダリは自分の制作方法を「偏執狂的批判的方法(Paranoiac Critic)」と称し、写実的描法を用いながら、多重イメージなどを駆使して夢のような超現実的世界を描いた。第二次世界大戦後はカトリックに帰依し、ガラを聖母に見立てた宗教画を連作した。ガラはダリのミューズであり、支配者であり、またマネージャーでもあった。
1982(昭和57)年にガラが死去すると激しく落胆し、ジローナのプボル城に引きこもった。最後に絵を描いたのは1983(昭和58)年5月である。1989(平成元)年にフィゲラスのダリ劇場美術館に隣接するガラテアの塔で、心不全により85歳の生涯を閉じた。