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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
5月12日、今日は【豆腐の日】
更新 : 2011/5/12 21:43
毎月12日は【豆腐の日】です。
由来は、「豆腐(とう[10]ふ[2])」の語呂合わせから、1993(平成5)年に日本豆腐協会が記念日に制定。季節が変わり夏バテするこの時期は、あっさりした豆腐がとても好まれる。豆腐には良質のたんぱく質や、腸を整え、消化吸収を助ける働きのある大豆オリゴ糖など、栄養素が多く含まれる。
豆腐(とうふ)とは、大豆の絞り汁(豆乳)を凝固剤(にがり)により固めた食品である。「腐」の字は本来『納屋の中で肉を熟成させる』という字義から転じて、柔らかく弾力性があるものを意味するものであったが、日本では食品に「腐る」という字を用いることを嫌って、豆富や豆冨などと記すこともある。日本の豆腐は発酵していない。中国には豆腐を発酵させた食品もある。豆腐を好んだ作家泉鏡花は、極端な潔癖症でもあったことから豆府と表記した。またアメリカなどで『tofu』 も英単語として定着している。
味噌汁や粕汁や鍋料理の具材などとして、日本では非常に一般的な食品である。また、中国においても日本以上のさまざまな豆腐があり、各種の料理が作られている。韓国、台湾、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インドネシアなどでも日常的に食べられている。また、アメリカなどでも以前から一定の人気があったが、今日では多くの食料品店で売られている。
起源説は複数あり定かではない。紀元前1世紀に生まれた達磨大師がインドから中国に伝えたという説、紀元前2世紀前漢時代の淮南王(わいなんおう)・劉安(りゅうあん)にちなむ中国伝来の食品であるという説がある。しかし、前漢に原料の大豆はなかったとも言われる。日本へは奈良時代に遣唐使によって伝えられたともされるが、それ以前に伝わっていた可能性もある。
1782(天明2)年に刊行された『豆腐百珍(とうふひゃくちん)』には、100種類の豆腐料理が記述されており、また様々な文学でも親しまれてきた。
現在は多く見られないが、かつて豆腐は売り歩きされており、その豆腐屋はラッパを吹きながら売り歩いていた。明治初期に乗合馬車や鉄道馬車の御者が危険防止のために鳴らしていたものをある豆腐屋が「音が『トーフ』と聞こえる」ことに気づき、ラッパを吹きながら売り歩くことを始めたものである。関西地方では、豆腐屋はラッパではなく鐘(関東ではアイスクリーム屋が用いていた)を鳴らしていた。