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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
6月2日、今日は【むずむず脚症候群の日】
更新 : 2011/6/2 18:50
今日は【むずむず脚症候群の日】です。
由来は、「む[6]ず[2]むず」の語呂合わせから、夕方から夜間にかけて下肢に虫がはうような異常感覚を生じる睡眠障害のむずむず脚症候群に苦しむ人を救うため、また睡眠医療認定病院で適切な診断を受けられるようにと、啓発活動や正しい情報提供を行う大阪府高槻市にある「むずむず脚症候群友の会」が制定。今日は友の会が創立した日でもある。
むずむず脚症候群とは、身体末端の不快感や痛みによって特徴づけられた慢性的な病態である。レストレスレッグス症候群、下肢静止不能症候群(かしせいしふのうしょうこうぐん)ともいう。
ヨーロッパでは17世紀からこれに相当する病気の報告があり、1960(昭和35)年になり米国のエクボン博士により同博士の名前を取って、エクボン症候群(Ekbom Syndrome)と初めて名前が付けられた。日本では1997(平成9)年に日本睡眠学会に米国より現状調査の依頼があり、日本国内で俄かに注目されるようになった。
自覚症状としてはじっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に「むずむずする」・「じっとしていられない」・「痒い」だけでなく、「針で刺すような」などの異様な感覚が現われ、時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。また「激しい痛み」を感じるなどさまざま。
このむずむずとした不快感や痛みなどの不快な異常感覚・身体症状が下肢や腰・背中・腕などに出現するため、患者はこれを抑えるため常に脚を動かしたり身体をさすらなければならない状況に追い立てられる。
3分の1の患者では週に2回以上、中等症から重症の症状が起こる。特に夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴があり入眠障害・熟睡障害や中途覚醒のような睡眠障害の要因となり、また日常の座ったままやじっとした姿勢の活動を阻害されるため放置していると日常生活に大きな影響を及ぼす。この結果、副次的症状として昼間の疲労感を引き起こす。
実際、患者は昼夜にわたり生活の質(QOL)に悪影響を及ぼす様々な症状に苛まれている。回復が長引けば全身の「慢性疼痛」の症状がでてくる。
症状が悪化すると睡眠障害と過度のストレスから「うつ病」を招き、最悪の場合、自殺する人もいる恐ろしい病気である。漫然とドクターショッピングとならぬように、睡眠障害を専門とする精神科医や神経内科医の診断を受けなければならない。