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9月14日、今日は【十字架称賛の日】
更新 : 2011/9/14 20:31
今日は【十字架称賛の日】です。
由来は、320年ごろ、ゴルゴダの丘でキリストが磔にされた十字架を聖ヘレナが発見した日とされている。335年に、ローマ皇帝コンスタンティヌスがこの聖地に十字架聖堂とご復活聖堂を建てた。聖十字架はペルシア王がエルサレムを占拠した時に奪われたが、後に皇帝ヘラクリウスが奪回し、この時から十字架への崇敬が盛んになった。
十字架(じゅうじか)とは、イエス・キリストが磔刑に処されたときの刑具と伝えられ、主要なキリスト教教派が、最も重要な宗教的象徴とするもの。イエスの十字架を象り、立体のものを作ったり画布や板に描いたものを崇敬の対象とする。日本語では立体のものを十字架と呼び、二次元のものは十字と呼ぶことが多い。古くは、ポルトガル語の「Cruz(クロウズ)」を模して「久留子(くるす)」とも言った。十字はまた祈祷の一部として手で自分の胸に画いたり、相手の頭上に画いたりする。
旧約において磔刑に処されたものは「呪われる」とあり、またローマでは十字架への磔刑は「国家反逆罪」への罰であった。このような「呪い」と「貶め」をキリストが甘受したことのうちに、キリスト教ではイエスの謙りとそれによってのみ贖われえた人類の罪の深さ、さらにそれを解消したイエスの神性の力強さを見ている。
十字架がキリスト教の信仰のなかで重視されるようになったのは4世紀以降である。十字架はキリストの受難の象徴また死に対する勝利のしるし、さらには復活の象徴として捉えられた。このため「聖なる木」「死を滅ぼしし矛」などの美称がある。
キリスト教を公認したローマ皇帝コンスタンティヌス1世の夢に十字架が勝利のしるしとして現れたという伝承や、コンスタンティヌスの母ヘレナがエルサレム巡礼に際して十字架の遺物を発見したという伝承がある。
カトリック教会や正教会など伝統的諸教会においては、十字架への崇敬を公の場面でも私の場面でも行う。特別の祭日において十字架を崇敬するほか、十字架への接吻や跪礼を行う、十字架を主題とした祈祷を行う、一般の祈祷において十字を手で画くなどさまざまな仕方で、十字架は信仰生活の一部となっている。
十字の描き方には教派によっていくつかの種類がある。こうした際は古代の教義論争の結果成立したものであり、最初期には一本指・二本指などいろいろな方法があった。また十字を画く場所も多岐にわたった。