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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
9月16日、今日は【エルトゥールル号遭難(1890)】
更新 : 2011/9/17 11:51
今日は【エルトゥールル号遭難事件(1890年)】が起こりました。
エルトゥールル号遭難事件とは、1890(明治23)年9月16日夜半、オスマン帝国(その一部は現在のトルコ)の軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本沖、紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し587名の犠牲者を出した事件である。
9月16日22時ごろに、折からの台風による強風にあおられ紀伊大島の樫野崎に連なる岩礁に激突、座礁したエルトゥールル号は、機関部に浸水して水蒸気爆発を起こし沈没。これにより、司令官オスマン・パシャをはじめとする587名が死亡または行方不明になる大惨事となった。
樫野埼灯台下に流れ着いた生存者が数十メートルの断崖を這い登って灯台に遭難を知らせ、灯台守の通報を受けた大島村(現在の串本町樫野)の住民たちは、総出で救助と生存者の介抱に当たった。この時、台風により出漁できず食料の蓄えもわずかだったにもかかわらず、住民は浴衣などの衣類、卵やサツマイモ、それに非常用のニワトリすら供出するなど献身的に生存者たちの回復に努めた。この結果、樫野の寺、学校、灯台に収容された69名が救出され生還することができた。
現在、和歌山県串本町の樫野崎灯台そばにはエルトゥールル号殉難将士慰霊碑およびトルコ記念館が立つ。また、町と在日本トルコ大使館の共催による慰霊祭も5年ごとに行われ、日本とトルコの友好関係の起点として記憶されている。