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9月17日、今日は【台風襲来の特異日】
更新 : 2011/9/19 12:21
今日は【台風襲来の特異日】です。
由来は、統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。台風襲来の特異日。
特異日(とくいび)とは、その前後の日と比べて偶然とは思われないほど大きな確率で、ある気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと。特異日は日本だけでなく外国でも認められており、英語では「シンギュラリティ(singularity)」と言う。
特異日に関する研究は1920年代にドイツのオーギュスト・シュマウス(August Schmauss)によって行われた。気温の特異性に関しては、実際のデータを用いて多変量解析を行うことにより、特異性があるか否かを統計的に検定することができる。
厄日とは異なることに注意しなければならない。厄日は暦の上から言われるもので、特に農業上の注意を喚起するもの、例えば二百十日などがよく知られるが、特異日とは無関係である。実際、過去の統計を見ると8月末と9月中旬の台風襲来の山にはさまれ、二百十日頃の台風襲来は非常に少ない。
特異日がなぜ起こるかについてははっきりしない。幾つか仮説は立てられている。
その一つに、地球外に原因を求めるものがある。彗星が太陽に接近して尾ができるのは、表面の物質が太陽の熱で気化し、太陽風や光圧で飛ばされるためであるが、そのため彗星の通過した後には細かな宇宙塵の帯が残る。彗星が地球の軌道を横切った場合は、地球は毎年ほぼ同じ時期に彗星の残した塵の帯の中を通ることになる。それは流星雨のような現象をもたらすと共に地球の天気現象にも影響し、それが特異日の原因となっているという説である。
また、地球内に原因を求める説もある。季節変化により、大気の大きな流れがある特別の日に急に変わることによって特異日が生ずる、という説である。
一方、特異日には直接的な原因は存在せず、単なる偶然であるとも言われる。サイコロの目が出る確率が6分の1であるのはよく知られるが、それは多くの試行を行った場合のことで、少数回では特定の目が続けて出たり、集中したりする。あるいは乱数表や、非常に優れた乱数であるとされる円周率でも、所々に特定の数が集中したり連続することが見られる。これを「群発生」と言うが、特異日も、実は単なる群発生に過ぎないという説である。