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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
9月29日、今日は【接着の日】
更新 : 2011/9/29 16:10
今日は【接着の日】です。
由来は、「く[9]っつ[2]く[9]」の語呂合わせから、多くの消費者、取引先企業、会員企業などに、接着剤の持つ優れた機能、接着技術、役割などを知ってもらい、正しい情報の提供と接着剤業界の活性化を目的に、日本接着剤工業会が制定。日本接着剤工業会では「人と人とをくっつける。人と暮らしをくっつける」をホームページで掲げている。
接着剤(せっちゃくざい)とは、物と物をつなぐために使われる物質。塗料やラミネート・シーリング材なども、片面を接着するという機能から接着剤の一種に含まれることがある。接着剤の名称は、大正期にセメダインの社長であった今村善次郎が考案したといわれている。それまで「接合材」・「強力ノリ」などの呼称で呼ばれていたものに対して、今村が当時取引をよく行っていたのが文房具店のほかに薬局であったため、薬局で売りやすいように「材」でなく「剤」の文字を使うようになったとされる。
接着剤の歴史は人間が道具を使い始めた頃に始まった。石器時代、黒曜石などで作られた鏃を木の枝に固定するためにアスファルトが使われた。また、漆を使って修理された約6000年前の土器も見つかっている。古代のバビロニアでは彫像の眼を固定するためにアスファルトが使われ、古代エジプトでは棺や家具・パピルスなどを接着するためににかわが広く使われていた。旧約聖書にはバベルの塔の煉瓦接着や、ノアの方舟の防水処理用にアスファルトが使われたと書かれている。
中世になると接着剤は建築や木工といった分野で多く使われるようになった。12世紀頃のモンゴルで作られた高性能の弓は、動物の骨を薄く削った板を複数枚重ねてにかわで接着したもので、現代の集成材に通じる。古代から使われていた漆喰は石垣や煉瓦建築においてよく用いられ、デンプンのりは日本の寝殿造で使われた襖や障子を作る時に利用されてきた。
20世紀に入ると合成系接着剤が続々と登場する。1915(大正4)年に、初の合成樹脂のひとつフェノール樹脂を積層板製造時に接着剤として使用された事を皮切りに、化学工業の発展に伴って接着剤も開発された。1940(昭和15)年前後にはエポキシ樹脂系接着剤が金属接合に使われ始めた。以後、様々な種類の接着剤がいろいろな用途に使われるようになった。