今日は【ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク、誕生日(1978(昭和53)年)】です。

ヤン・ヨハネス・フェネホール・オフ・ヘッセリンク(Jan Johannes Vennegoor of Hesselink)とは、オランダ・オーファーアイセル州オルデンザール出身の元同国代表サッカー選手。エールディヴィジ・PSV所属。ポジションはFW。オランダサッカー界のみならず、欧州サッカーでも最も長い名字を持つオランダ代表ストライカー。

身長191cmと長身で空中戦には無類の強さを見せる。典型的なポストプレイヤーというわけではなく、正確な足下の技術を持ち、ドリブルとテクニックでペナルティエリア内に進入し、得点を重ねるのが特徴。セルティックFC所属時のUEFAチャンピオンズリーグにおいてはGKのアルトゥール・ボルツからのフィードキックを受けて直接ゴールに叩き込んだこともある。また、中村俊輔のクロスに反応しての、ヘディングでのゴールも多かった。オランダ代表ではディルク・カイト、ロビン・ファン・ペルシ、ルート・ファン・ニステルローイらの控えに甘んじたが、セルティックでは中村俊輔らと共に際立った活躍を魅せた。

彼の長い名字は、17世紀に、オーファーアイセル州エンスヘーデ付近の農家であった彼の先祖「フェネホール家」と「ヘッセリンク家」が合流して一つの家を興した際、両家の家格が同格だったのでどちらかの家名に絞るわけにもいかず、両家の名前を併記して新しい家名としたことによる。「オフ」とはオランダ語で「または」という意味である。すなわち彼の名前は「フェネホールまたはヘッセリンク家のヤン」という意味である。

同い歳の中村俊輔とは「ナカ、ヤン」と呼び合う程、仲が良かった。「ナカは今まで出会った中で最高のレフティ(左足のキッカー)だ」と高く評価していた。中村がセルティックから移籍する時も説得しようとしたが、ストラカン監督が去り、先に自分がセルティックから放出される事になった。

幼い頃からマルコ・ファン・バステンの大ファンで、2005(平成17)年に彼が率いる代表に招集されたときは感激したという。ファン・バステンがその思いを知っていたのか、PSVからセルティックに移籍してもファン・バステンは彼を招集し続けた。