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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
11月8日、今日は【鍋と燗の日】
更新 : 2011/11/8 13:08
今日は【鍋と燗の日】です。
由来は、暦のうえでは本格的な寒さを迎える立冬に、一家団らんの中心にある鍋と、その傍らに置かれた燗酒を愉しもうと、日本を代表する酒造会社各社で結成された「日本酒がうまい!推進委員会」が制定。この日本らしい古き良き風習をあらためて見直して、温かい鍋とともに、温かい日本酒を愉しむ機会を広めるのが目的。
「日本酒がうまい!推進委員会」は、白鶴酒造(白鶴)、日本盛(日本盛)、宝酒造(松竹梅)、辰馬本家酒造(白鹿)、大関(大関)、月桂冠(月桂冠)、剣菱酒造(剣菱)、小西酒造(白雪)、沢の鶴(沢の鶴)、菊正宗酒造(菊正宗)、黄桜(黄桜)、以上11社で構成。
燗酒(かんざけ)とは、加熱した酒のことである。なお、酒自体を加熱する行為のことを、燗(かん)を付ける、お燗(おかん)するなどと言う。ただし、お湯を加えることで酒の温度を上げる行為を燗とは言わず、その場合は、お湯割り(おゆわり)と呼んで区別される。基本的に、燗を行う時、加水(お湯も含む)は行われない。
燗は、普通、日本酒、または、中国酒の一部を飲む際に行われる。日本酒を加熱したものを燗酒と呼ぶこともあるが、燗が行われるのは日本酒だけではない。ただし、基本的には醸造酒でしか燗は行われない。また、暑い時期にはあまり行われず、寒い時期に多く行われる傾向にある。燗は、日本や中国では古くから行われてきた行為であり、現在でも行われる行為だが、世界的に見ると珍しい行為である。対して、酒のお湯割りは、世界中で行われる行為である。
燗をする際、加水などは行わない。また、基本的にスパイスや砂糖などが加えられることはない。日本酒の中でも吟醸酒など高価な酒については原則的に燗をつけず冷やして提供されることは多いが、これは燗をつけると造りの良さ悪さが露呈してしまい、良くも悪くもハッキリと好き嫌いがわかれてしまうためである。そもそも冷蔵庫や氷をつかって冷やすことは日本酒の伝統からは外れており、吟醸酒だからといって燗はタブーではなく、季節(気温)により、体調により、肴により、冷や(常温)やぬる燗、熱燗などの好みの温度で飲まれることを杜氏をはじめ酒蔵人は望んでいる。それゆえ、「沈んでいた香りが立ってくる」などとして吟醸酒でもぬる燗を薦める記述を製品ラベルに記載する蔵も多くなった。