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11月11日、今日は【いただきますの日】
更新 : 2011/11/20 1:14
今日は【いただきますの日】です。
由来は、「1111」が並んだ箸に見えることから、「いただきますの日」普及推進委員会が2011(平成23)年に制定。
いただきますは、日本における食事前の挨拶である。「もらう」や「受ける」の謙譲語。食事を作った人と食材を作った人への感謝を表す。
食事の際の挨拶は、信仰に基づくものとそうでないものに分けられる。「いただきます」という単純な言葉では、どこまで信仰に根ざしているのか疑問だが、一般に日本で広く知られているのは、アイヌや浄土真宗のようなアニミズム的な解釈、食材となった動物に対しての感謝の言葉であるというものである。浄土真宗による説では、食材である生き物の植物や動物の命を絶ち調理し、それらの命をもらって、それを食べる人間が自分の命を維持し生存することの感謝を表すこととしているが、その真偽は不明である。この説では、それら生き物たちが、彼らの命を我ら人間にお布施として与えてくれるとする。また、食事後は「ご馳走さま(ごちそうさま)」と言い、いずれも合掌と共に言うのが浄土真宗における正式な作法である。なお、仏教一般における食前の合掌とお祈りの本来は、食事を恵む御仏に対する敬意の表れである。「馳走」は食材の調達や調理に「走り回る」事を意味し、その人達への感謝であるとされる。
「いただき」とは、動詞「頂く・戴く(いただく)」の連用形。山や頭の一番高いところを「頂(いただき)」と言うように、本来は「いただく」は頭上に載せる意味を表した語である。中世以降、上位の者から物を貰う際に頭上に載せるような動作をしたことから、「いただく」に「もらう」という意味の謙譲用法が生じた。やがて、上位の者からもらった物や神仏に供えた物を飲食する際にも、頭上に載せるような動作をし食事をしたことから、飲食をする意味の謙譲用法が生まれ、食事を始める際の挨拶として「いただきます」と言うようになったといわれる。