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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
11月17日、今日は【第14代ダライ・ラマが即位(1950)】
更新 : 2011/11/22 13:32
今日は【テンジン・ギャツォが第14代ダライ・ラマに即位(1950(昭和25)年)】です。
ダライ・ラマ14世とは、第14代のダライ・ラマ。インドのダラムシャーラーに拠点を置くチベット亡命政府ガンデンポタンの長である。法名はテンジン・ギャツォ。
またチベット民族のあいだで尊敬されているチベット仏教を代表する最高指導者であり、宗派を超えて大きな影響力を持つ。また、チベット仏教のゲルク派の最高位の仏教博士号(ゲシェ・ラランパ)を持つ僧侶でもある。チベット仏教の全宗派の伝統の教えを継承し研鑚を積んでおり、教え・実践両面のすべての領域における最高の権威者(チューキ・ギャルポ;法王)として広く認められている。また世俗的な称号としては、フランスパリ名誉市民、名誉博士(ニューヨーク州立大学バッファロー校)などがある。
ダライ・ラマ(Dalai Lama)とは、チベット仏教において最上位に位置する化身ラマの名跡。16世紀のモンゴルの最高実力者アルタン・ハーンより贈られたモンゴル語の称号に由来する。また17世紀(1642(寛永19)年)に発足したチベット政府の長として、チベットの元首としての地位も保有。1959(昭和34)年に発足した「チベット臨時政府(のちチベット亡命政府)」においても引き続き元首としての位置づけを受けている。
チベット仏教では、チベットの国土と衆生は「観音菩薩の所化」と位置づけられ、ダライ・ラマはその観音菩薩の化身とされている。ラサのポタラ宮は、第5世以降の歴代ダライ・ラマの居城であり、チベット仏教における聖地となっている。チベット仏教の信者らはその居城へ一生に一度は巡礼することを目標としており、信者らからはノルブ(如意宝珠の意)と尊称される存在である。
ダライ・ラマが没すると、僧たちによって次のダライ・ラマが生まれる地方やいくつかの特徴が予言される。その場所に行き子供を探し、誕生時の特徴や幼少時のくせなどを元に、その予言に合致する子供を候補者として選ぶ。その上でその候補者が本当の化身かどうかを前世の記憶を試して調査する。認定された転生者は幼児期にして直ちに法王継承の儀式を受けるが、この時点ではあくまで宗教的権威に留まる。成人に達すると「チベット王」として改めて即位を執り行い、初めて政治的地位を持つこととなる。先代の遷化(死亡)から新法王の即位までの間は、摂政が国家元首の地位と一切の政務を代行する。