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11月26日、今日は【松葉ガニの日】
更新 : 2011/11/26 9:43
11月第4土曜日は【松葉ガニの日】です。
由来は、1845(弘化2)年11月に書かれた鳥取藩の「町目付日記」が「松葉ガニ」の名称が登場する最古の文献であることから、2000(平成12)年に鳥取県が制定。「松葉ガニ」の名前の由来は諸説あり、細長い脚の形や脚の肉が松葉のように見える説、カニの脚の殻をはいで水につけると松葉のように広がるから、漁師が浜で大鍋を据え松葉を集めて燃やしたから、などいずれも定かではない。
松葉ガニとは、ズワイガニ(楚蟹)といわれ、エビ目カニ下目クモガニ科に分類されるカニ。深海に生息する大型のカニで、重要な食用種でもある。ズワイガニの「ズワイ」とは、細い木の枝のことを指す古語「楚(すわえ、すはえ)」が訛ったものである。漢字では津和井蟹とも書かれる。
体色は全身が暗赤色をしている。甲羅は三角形で、鋏脚と第5歩脚は短いが第2 - 4歩脚が長く、大きなオスが脚を広げると70センチ・メートルほどになる。オスの甲幅は最大1センチ・メートルほどだが、メスはその半分くらいの大きさである。メスが小さいのは、短期間に産卵、抱卵、幼生放出を繰り返すので脱皮ができないためといわれる。オスとメスの大きさがあまりに違うためか、多くの地域でオスとメスに別の名前がつけられている。エチゼンガニ、マツバガニ、ヨシガニ、タイザ(タイザガニ)などはオスを指し、メガニ、オヤガニ、コッペガニ、コウバコガニ、セコガニ、セイコ(セイコガニ)、クロコなどはメスを指す。
山口県以北の日本海と、茨城県以北からカナダまでの北太平洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布する。水深50-1,200メートルほどの砂泥底に生息するが、おもな生息域は水深200-600メートルほどの深海で、水温は0-3度程度の水域を好む。産卵期は、初産6-7月、経産2-4月。深海域に生息するため、脱皮、季節移動、寿命など生態の解明は十分におこなわれていないが、オホーツク海での調査では、脱皮は春で季節により生息域が変化し、雄雌で生息水深が異なっていた。食性は雑食性だが肉食が強く、貝類や多毛類などを捕食する。また、海底に落ちた魚介類や海洋性哺乳類などの屍骸、脱皮した自分自身の殻も食べる。産まれてから親ガニになるまでに約10年を要し11齢で漁獲可能サイズの90ミリ・メートルを超える、最終齢からは4年程度生存する。最終齢までは脱皮すると損傷した足は再生する。